...緑なる窓の玻璃(はり)に...
辰野隆 「雨の日」
......
アルフレッド・テニソン 坪内逍遙訳 「シャロットの妖姫」
...空色の薄い玻璃皿を取って母の膝に置いた...
豊島与志雄 「蠱惑」
...軈て其玻璃器の大破片が落下したかと思われる音響が...
長塚節 「太十と其犬」
...焼絵玻璃(やきゑがらす)で黄色くなつて...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...玻璃(ハリ)瓶(びん)の中か」とウィリアムが蘇(よみ)がえれる人の様に答える...
夏目漱石 「幻影の盾」
...ああ秋ふかみなめいしにこほろぎ鳴きええてるは玻璃をやぶれど再會のくちづけかたく凍りてふんすゐはみ空のすみにかすかなり...
萩原朔太郎 「純情小曲集」
...但しこれは極く新しい玻璃製のもので失望したが...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...そのまま次に玻璃(ガラス)を張ったような蒼い氷の壁が現われる...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...簷馬(ふうりん)の玻璃(はり)に透(とお)りては玉(ぎょく)玲瓏(れいろう)...
二葉亭四迷 「浮雲」
...薄玻璃(うすはり)のような空に白雲が流れている...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...玻璃窓には紅い首輪の猫などしつらへてゐた...
正岡容 「下町歳事記」
...玻璃(はり)越しに中庭を眺めてゐた...
正宗白鳥 「雨」
...川に面した縁側の玻瑠(ガラス)戸をゆする木枯の日もあつた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...十一月の夜をこめて 雪はふる 雪はふる黄色なランプの灯の洩れる 私の窗にたづね寄る 雪の子供ら小さな手が玻璃戸を敲く 玻璃戸を敲く 敲く さうしてそこに息絶える 私は聽く 彼らの歌の 靜謐 靜謐 靜謐...
三好達治 「雪」
...硝子という物の好きな茉莉さんはこの病室にはいるとすぐにこの台つき玻璃器を見つけ...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...すぐ妃の君が玻璃(がらす)の(わん)を盆にささげて...
吉川英治 「私本太平記」
...イズモ町を過ぎて商店の飾窓の彩玻璃(いろがらす)に衣裳の影をうつしてプロフェショナルな女がかるく通行の男にウィンクした...
吉行エイスケ 「女百貨店」
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