...玄関には何処かの註文だと見えて...
薄田泣菫 「茶話」
...陛下が御玄関へ出御(しゅつぎょ)あって御覧の出来る所...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...道玄坂には花柳界を目あてのちょっとした小料理屋が沢山ある...
谷崎潤一郎 「細雪」
...それに二畳の玄関と三畳の女中室とがついていて...
豊島与志雄 「白日夢」
...たしかに素人(しろうと)をも玄人(くろうと)をも驚かさずには置きません...
中里介山 「大菩薩峠」
...且つまた、信長という人は、武田を亡ぼした人であるけれども、信玄存する限り、その武を用うることができなかったのみならず、その部下としての秀吉は、未だ曾(かつ)て甲州陣の心胆を寒からしめんにも、熱からしめんにも、甲州というものに対して、その武を用いた経験がないではないか...
中里介山 「大菩薩峠」
...あたしちょいと見て来るわ」御延は玄関の障子(しょうじ)を開けて沓脱(くつぬぎ)へ下りようとした...
夏目漱石 「明暗」
...親分」「あの玄翁は両手で振りおろしたのじゃない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...支配人はもう玄関の外の階段の上にいた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...レーノォ氏が帰るとき、夫人は玄関で、「じゃ、また今夜ね」と挨拶していた...
久生十蘭 「悪の花束」
...玄関に待っていた軽馬車(カリャースカ)の蹈段を駈け上るようにして...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...遊びに来て玄関をガラリとあけると「アッコおばチャン」とアーッコに独得のアクセントをつけて呼ぶ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...近藤玄之も亦奈良の人かと推せられる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...柏門の養玄は後の岡氏寛斎である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...玄一郎は津田といちど会いたかった...
山本周五郎 「いさましい話」
...玄徳はすぐ満帆を張らせて...
吉川英治 「三国志」
...玄徳は、嘆かわしい顔して、孔明を責めた...
吉川英治 「三国志」
...玄徳も同じ気もちであったとみえ...
吉川英治 「三国志」
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