...師匠は猶夢現(ゆめうつゝ)に獨り語を云ひつゞけて...
芥川龍之介 「地獄變」
...只だ猶心に懸るは...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...殊に彼が、サルウヂンと云ふ士官に決闘を申込まれて平気でそれを拒絶し、猶それによつて侮辱の言葉に耳も貸さないで済まして居たり、それから公園の散歩道で、サルウヂンのムチが持ち出されるよりも早く、彼を只だ一撃になぐり倒す油断のない機敏さや、猶その場での、他の人達の顛倒とは全(ま)るで反対に、何にもなかつたやうな平静と、その事件によつて起つた二つの自殺――しかも、一は彼の冷酷に近い答へがその致命傷となつた事が明白に知れて居り、他もまた彼の一撃がその決心に導いた事が解つて居ながら、何の揺ぎをも見せない無関心な態度、若い理想主義者の死に対して、何の躊躇もなしに、その葬式に際して『世間から馬鹿が一人減つたのだ』と平気で云つて退ける彼が、私には少しのわざとらしさも嫌味もなく受け入れられるのです...
伊藤野枝 「サニンの態度」
...猶(なほ)詳しく聞くと...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...それはいろ/\なものが残つてゐれば猶好いが...
田山録弥 「半日の閑話」
...猶更飲んでやろう...
豊島与志雄 「庶民生活」
...家(うち)へ帰って枕についても眠られない事を知っているので十二時を過ぎても猶(なお)行くべきところがあれば誘われるままに行くことを辞さなかった...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...彼(かれ)は彼(かれ)の懷(ふところ)に幾分(いくぶん)の餘裕(よゆう)を生(しやう)じて來(き)たことが凡(すべ)ての不滿(ふまん)を償(つぐな)うて猶(なほ)餘(あまり)あることであつた...
長塚節 「土」
...あの男はヘルッオグという本名をもった純然たる猶太(ユダヤ)系で...
久生十蘭 「だいこん」
...「歐羅巴から吹く爽やかな風は猶も清々(すが/\)しく洗はれた木の葉の間に囁いて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...楫取魚彦(かとりなひこ)は萬葉を模したる歌を多く詠みいでたれど猶これと思ふ者は極めて少く候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...天下の心は猶天下の面の如し...
山路愛山 「信仰個条なかるべからず」
...然るにわが日中両国を返顧(へんこ)するも、猶お未だ、昏々(こんこん)蒙々(もうもう)、一に大祥の将(まさ)に臨み亡種の惨を知らざるが如し...
横光利一 「上海」
...猶(なほ)、濡(ぬ)れわたる街の並木のアカシヤとブラタアヌは汗と塵埃(ほこり)と※(ねつ)を洗はれて、その喜びに手を振り、頭(かしら)を返し踊るもあり...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...時計を見ると四十分の猶予しかなかつた...
與謝野寛 「素描」
...一刻もご猶予はあるべからず」と...
吉川英治 「三国志」
...ご猶予(ゆうよ)は危険です...
吉川英治 「神州天馬侠」
...もう猶予もあと一年ばかり...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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