...猜疑(うたがい)深き獣なれば...
巌谷小波 「こがね丸」
...何としてもその間に猜忌(さいき)心...
大隈重信 「勢力の中心を議会に移すべし」
...支那の君臣が猜疑心を以ていわゆる野心ある国の権謀術数に掛って日本に害を与えるということになれば...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...猜疑なしに巻き込まれるには...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...この戦争の陰に着々として来るべき日の備えをしている英国の猜疑(さいぎ)と暗躍とがしみじみと考えられてきた...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...田舎の人は消極的で猜疑心が強くて...
種田山頭火 「『鉢の子』から『其中庵』まで」
...其(そ)れでも彼等(かれら)が心(こゝろ)に深(ふか)く互(たがひ)の情(じやう)を刻(きざ)むまで猜忌(さいぎ)の目(め)を(みは)つて居(ゐ)る勘次(かんじ)を欺(あざむ)きおほせることは出來(でき)なかつた...
長塚節 「土」
...猜疑の念を起す惧があるので...
仁科芳雄 「原子力の管理」
...そう云う事まで猜疑(さいぎ)せずにはいられなくなっている自分を...
堀辰雄 「菜穂子」
...一般人の妬みと猜(そね)みの眼をもって見られやすい...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ある時居士遠来の僧を供養するを猜(そね)み...
南方熊楠 「十二支考」
...こちらの村にばかり落ることを猜(そね)んでいた...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...「おらあそんなへまなこたあしねえよ」伝九郎はさも猜(ず)るそうに笑った...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...猜疑し恐れていた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...猜疑(さいぎ)の唇を噛んでいた...
吉川英治 「三国志」
...彼と袁紹とのあいだを猜疑(さいぎ)せしめるを以て...
吉川英治 「三国志」
...そうした白眼と猜疑(さいぎ)には...
吉川英治 「新書太閤記」
...もっと続けて」「……同(トモ)ニ長干(チョウカン)ノ里ニ居リ両小嫌猜(ケンサイ)ナシ十四...
吉川英治 「宮本武蔵」
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