...私が二つのときの冬に、いちど狂った...
太宰治 「玩具」
...もし私がおそらく私を誰か狂った者に...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...気でも狂ったのか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...これは青赤黒で書きわけられた私の肉体の調子の狂った交響楽である...
中勘助 「胆石」
...ディアレストはもう気が狂ったようになった...
H・ビーム・パイパー H. Beam Piper The Creative CAT 訳 「最愛の君」
...かげろうのあるかなきかの面影、おお、まずは船を降り立ちて、萩の白露、乱れし黒髪、柘(つげ)の小櫛差さで恥ずかし我影』侍三 何と、この者狂ったぞ...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...彼があたりを狂ったように見まわしていると...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...己まで気が狂ったのでもあるまい...
ホフマンスタアル Hugo von Hofmannsthal 森鴎外訳 「痴人と死と」
...狂ったように扉をたたいた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...キラキラ光る青い目は狂った様子もなく...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...まったくそれは、常に害のある、常に狂った、そしていわば常に卑怯で下賤な、性質なのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...こぞって狂ったように死を願った...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...狂ったように疾走し始めた...
山本周五郎 「菊千代抄」
...おそらく意地の悪い人間か眼の狂ったやつの仕事だろう――よし...
山本周五郎 「桑の木物語」
...息苦しい声を立てて泣き狂った人間とは...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...いつもと違ったナポレオンの狂った青い肩の均衡を見詰めていた...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...「気の狂った祈祷師です」と...
吉川英治 「三国志」
...顕家のごとき教養のうえに持たれた情熱でも信念でもなかったから、ひとたび弛(ゆる)むと、ただの野性の若さだけになり、それが物珍しい奈良界隈(かいわい)の都会的な物への物欲に移行していって、燃え狂ったのは、自然といえば自然と言いうる現象であったろう...
吉川英治 「私本太平記」
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