...これは植物の本には書いてない...
石川欣一 「可愛い山」
...文藝其物の本質から來るところの必然の運命でなければならなかつた...
石川啄木 「硝子窓」
...食べる事によつてつくられた動物の本質に損をさせる事になるのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...どうしても感覚的なものを通じて能く物の本質を見抜く幼児の心には...
田中英光 「箱根の山」
...動物の本能と溶け合っている...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...自由に達して始めて物の本末を認識し...
寺田寅彦 「徒然草の鑑賞」
...そうして枯れ枝から古池へと自然のふところに物の本情をもとめた結果...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...人間のみならずあらゆる生物の本性だということは二千年前のストア哲学者が既に宣言していることである...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...Aなる物それ自身――物の本質――は苟くもそれ自身であって現象でない限り...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...それのみがこの事物の本質をなすものならば...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...物の本に僅(わず)かにおもかげを伝えております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...高慢らしい物の本などをひろげてゐたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...単に動物の本能を人間の理性と全く同じ原理に還元し得ないために過ぎない...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...しかし後者にしても物の本性のうちに(in natura rerum)あるのであつて...
三木清 「認識論」
...ところで事物の本性に從ふならば...
三木清 「歴史哲學」
...あたかもそれがそれらの物の本質の一部ででもあるかのように...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...物の本質はただ人間にだけ知らされるとはきまっていない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...物の本や通の話にあるような風味はなかなかわからぬ...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
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