...左の目の視力をためす為に片手に右の目を塞いで見た...
芥川竜之介 「歯車」
...小児痲痺(まひ)で片方の脚が全然だめなのでした)は...
太宰治 「人間失格」
...斬られぬほうの片手をしずかにさしあげました...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...その小さな一片一片には...
立原道造 「夜に就て」
...それ/″\整然と片寄せられて...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...膳を片付けてしまふと箪笥の前に行つて抽斗(ひきだし)から考へ/\いろ/\なものを引出して其所に重ねた...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...武芸の片端(かたはし)を心得て...
中里介山 「大菩薩峠」
...余は「彼岸過迄」を片付けるや否や前約を踏んで「土」の校正刷を読み出した...
「『土』に就て」
...私なら撲(な)ぐってやる」「そんなのを撲った日にゃ片(かた)っ端(ぱし)から撲らなくっちゃあならない...
夏目漱石 「野分」
...錢形の平次親分の片腕で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一挙に片付けようとしたのも無理のない成行でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一ツ二ツ三ツ四ツ玉蜀黍の粒々は二十五の女の侘しくも物ほしげなる片言なり蒼い海風も黄いろなる黍畑の風も黒い土の吐息も二十五の女心を濡らすかな...
林芙美子 「蒼馬を見たり」
...片手を脇息(きょうそく)にかけて...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...片手で幸吉の盃につめたくなつた酒をしたんでやつた...
水野仙子 「醉ひたる商人」
...おたがいに片言でものを云って...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第五巻)」
...先住異民族の記憶の断片と解せられていますが...
柳田国男 「山の人生」
...かねて写真で見たやうな片眼鏡は掛けて居ない...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...良人の居間を片づけたりして...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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