「爰」の意味
ここ
小説での「爰」の使い方
...――『オヤオヤ!私(わたくし)は不思議(ふしぎ)な所(ところ)に居(お)る……私(わたくし)は夢(ゆめ)を見(み)ているのかしら……それとも爰(ここ)は私(わたくし)の墓場(はかば)かしら……...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...それを残(のこ)らず爰(ここ)で物語(ものがた)れと仰(お)っしゃるか……宜(よろ)しうございます...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...それからもう一(ひと)つ爰(ここ)でくれぐれもお断(ことわ)りして置(お)きたいのは...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...爰(ここ)に初めて真人(しんじん)と...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...尚お爰(ここ)で一言附け加えて置きたいのは...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...折角爰(ここ)まで踏出しながら...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...第七番目の釜の地景(ちけい)を爰(こゝ)に図(づ)するをみて其大概(たいがい)をしるべし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...大伴狭手彦連発レ船渡二任那一之時、弟日姫子登レ此、用レ褶振招、因名二褶振峯一、然弟日姫子、与二不狭手彦連一相分、経二五日一之後、有レ人、夜来与レ婦共寝、至レ暁早帰、容止形貌、似二狭手彦一、婦抱二其怪一、不レ得二忍黙一、窃用二績麻一繋二其人襴二、随レ麻尋往、到二此峯頭之沼辺一、有二寝大蛇一身人而沈二沼底一、頭蛇而臥二沼壅一、忽化為レ人、即歌云、志努波羅能、意登比比売能古袁、佐比登由母、弥為弖牟志太夜、伊幣爾久太佐牟也、于レ時弟日姫子之従女、走告二親族一、親族発レ衆、昇而看之、蛇并弟日姫子、並亡不レ存、於レ茲見二其沼底一、但有二人屍一、茨城里、自レ此以北高丘、名曰二時臥之山一、古老曰、有二兄妹二人一、兄名二努賀古一、妹名二努賀「一、時妹在レ室、有レ人不レ知二姓名一、常就求レ婚、夜来昼去、遂成二夫婦一、一夕懐妊、至二可レ産月一終生二小蛇一、明若レ無レ言、闇与レ母語、於レ是母伯驚奇、心挟二神子一、即盛二浄杯一、設レ壇安置、一夜之間、已満二杯中一、便易レ而置之、亦満二内一、如レ比三四、不二敢用一レ器、母告レ子曰、量二汝器宇一、自知二神子一、我属之勢、不レ可二養長一、宜レ従二父所在一、不レ合レ有此者、時子哀泣、拭レ面答曰、謹承一母命一、無二敢所一レ辞、然一身独去、無二人共去一、望請副二一小子一、母曰、我家所レ有、母与二伯父一而已、是亦汝明所レ知、当無三人可二相従一、爰子含レ恨、而事不レ吐之、臨二訣別時一、不レ勝二怒怨一、欲レ震二殺伯父一、而昇レ天、時母驚動、取レ投レ之、触二神子一、不レ得昇、因留二此峰一、所レ盛甕、今存二片岡之村一、其子孫立レ社致レ祭、相続不絶、最後の説話に於て、神子の天に昇りしは、火雷神の子の天に昇りしと、その事情殆んど同じく、その此峰に留ると云うは、大物主ノ神の怒りて虚空を践んで、御諸山に留りしと、其趣全く同じ...
高木敏雄 「比較神話学」
...爰にかういふ題を掲げて見たものの...
坪内逍遥 「十歳以前に読んだ本」
...吾人が今更該時代研究の必要を爰に呶々するのは...
原勝郎 「足利時代を論ず」
...關東士云々とあり記者の分身の數は爰に於て更に一個を増せり...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...爰(ここ)に手持不沙汰(てもちぶさた)なるは日本から脊負(しょっ)て来た用意の品物で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...爰処(ここ)へこんな三階作りが出来て洋食を食わせるなんていうのは...
正岡子規 「初夢」
...その実この事に限らず徳川文学を全く研究しないといふ結果が偶然爰(ここ)に現はれたのであるから余は何処までもいはゆる擬古的文学者の無学なのを責めたいのである...
正岡子規 「病牀六尺」
...(六月十八日)三十八○爰(ここ)に病人あり...
正岡子規 「病牀六尺」
...爰元(こゝもと)之光景は此節同人より御承知と奉存候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...爰(ここ)かしこに勾引(こういん)さるゝあり...
柳田国男 「山の人生」
...たとえば山鳩は「爰へ鉄砲」と啼くと言われると...
柳田國男 「夢と文芸」
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