...農夫は爪立ちをしながら手を伸ばして...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...はたきを持つた者や爪立ちをして瓦斯に火をつけて居る小僧が見える...
千家元麿 「自分は見た」
...先ず己(じぶん)で爪立ちながら跫音のしないようにして歩きだした...
田中貢太郎 「放生津物語」
...両手を腰に片っぽの肩を上げて爪立ちしたり...
谷譲次 「踊る地平線」
...爪立ちながら警察署のよごれたガラス戸の前に首を伸ばした...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...爪立ちになって覗くと――真先に...
直木三十五 「南国太平記」
...爪立ちして歩いたらあんな工合にならないものかしら――」「釜吉にそんな器用なことが出来るものですか」ガラッ八は躍起となりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...歩くのはすべて爪立ちをするやうです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...おかみは爪立ちの大股で内庭に通じているうしろ側のドアへいき...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...爪立ちでベンチに沿って手探りで行き...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...爪立ちで歩いて玄関の間へいき...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...たとえ爪立ちしても壁に彫り込まれた上衣の裾の線には届かない...
久生十蘭 「魔都」
...ロンドン中が「斬り裂くジャック」の就縛(しゅうばく)を熱望して爪立ちしていることは...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...爪立ちして待っている陸の会社へ...
牧逸馬 「沈黙の水平線」
...こういう騒ぎの好きな亜米利加の公衆は爪立ちして進展を凝視している情態だった...
牧逸馬 「土から手が」
...爪立ちになったとみると...
山本周五郎 「新潮記」
...天に掻きのぼるかのように身を反(そ)らして爪立ち...
夢野久作 「暗黒公使」
...ひたすらに背後(うしろ)を背後をと首を伸ばし、爪立ち上って、満月の傘を待ちかねている気はいであった...
夢野久作 「名娼満月」
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