...爪さきで背伸びをするようにして...
モオパッサン 秋田滋訳 「寡婦」
...その線を爪さきで踏もうとした...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...それを読むためにはわれわれが爪さき立ちをし...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...路は爪さきあがりにあがっていた...
田中貢太郎 「荷花公主」
...控目にじつくり身体を押へるやうにして上るとうしろ向きになつた猫背の老医師の肩がひよいひよいとまるで爪さきで歩いてゐるやうに彼を奥の方へ導いて行つた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...爪さきで階段を昇って来たんですね...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「入院患者」
...爪さきを真紅に染めた若い女たちだ...
原民喜 「災厄の日」
...足袋の爪さきを反らせながらスラスラと顎十郎の後へまわり...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...爪さきのそる白玉のような手で唐津焼の徳利を取りあげるとスラリと立ったまま...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...麻裏草履の爪さきを反らせながら...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...するどい寒さが爪さきから背筋のほうへ駆けあがる...
久生十蘭 「キャラコさん」
...バックルのついた爪さきの平たい靴をはいている...
エルンスト・テオドーア・アマーデウス・ホフマン Ernst Theodor Amadeus Hoffmann 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...鄰の雑談に夢さまされてつとめてこゝを立ち出づればはや爪さきあがりの立峠...
正岡子規 「かけはしの記」
...」弥吉は、日頃思っている主人の、優肩(やさがた)に手を触れる快適さに身をふるわせ、肩につかまったが、爪さきが痛んで、指頭が立たなかった、「どうした、利かないじゃないか...
室生犀星 「お小姓児太郎」
...爪さきで石ころをはじきとばしながら...
矢田津世子 「凍雲」
...石ころ道を爪さき立てて歩いた...
吉川英治 「新書太閤記」
...足の指を曲げて爪さき立ち...
吉川英治 「新・水滸伝」
...白足袋(たび)の爪さき静かに辷(すべ)り出る……...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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