...焦茶(こげちゃ)の絹の襟巻をして居りました...
芥川龍之介 「二つの手紙」
...自分は何か一足飛びな事を仕出かさねばならぬやうに焦々(いら/\)するが...
石川啄木 「葉書」
...焦茶(こげちゃ)色の僧服みたいなものを着た...
谷譲次 「踊る地平線」
...火に生命(いのち)を取られる虫のような焦燥(しょうそう)もいつか失われていたので...
徳田秋声 「仮装人物」
...焦点を誤るものだ...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...あとで焦(じれ)ったがるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...話し相手を焦らすのを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何年越し戀ひ焦(こが)れて來た男まで奪られる身になつたらどんなものでせう」「誰のことだえ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...詩人めいた「幸福の冥想」と「生の意義」との焦心に浪費してしまつたのです...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...焦心...
林芙美子 「新版 放浪記」
...蝉の声が焦げつくやうにかまびすしい...
牧野信一 「雪景色」
...こんな精神的悲運の連続だったから私に二千円の身代金のオイソレとできようわけもなく私はひたすら日夜を焦燥悶々し続けてばかりいた...
正岡容 「わが寄席青春録」
...焦げた方を向けると...
宮原晃一郎 「夢の国」
...社交性を裏づける「何か一つ」をやらなければならないという焦燥があるということがわかりました...
宮本百合子 「往復帖」
...鳥になって一生水に恋い焦がれて飛びまわらねばならぬ...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...いつとなくこの姫君に思いを焦(こ)がすようになった揚句(あげく)...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...初めて広袤(こうぼう)な焦土の中に...
吉川英治 「新書太閤記」
...駿河灣(するがわん)一帶の風光といふとどうしても富士山がその焦點になる...
若山牧水 「樹木とその葉」
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