...およそこれ程無鉄砲なことは無い位であった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...もしヒスパニオーラ号を錨から切り離すような無鉄砲なことをしようものなら...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...あまりに無鉄砲なその言葉には...
太宰治 「駈込み訴え」
...誰もこれを無鉄砲なものとも何とも思っていない様子であるが...
太宰治 「酒の追憶」
...無鉄砲な大木は窓の硝子に葉や枝をぶツつけてゐた意地悪さうに...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...こんな向う見ずの無鉄砲な人間が――カンテラを提(さ)げて...
夏目漱石 「坑夫」
...無鉄砲なほど、健康だつた頃の、あの長い旅行の数々が、虹のやうに、とりとめなく瞼(まぶた)に浮んで来る...
林芙美子 「浮雲」
...五〇歳がらみの無鉄砲な詩人ってとこですかね...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...その葬喪の席で神と闘って勝負預(あず)かりの一件を自慢し語ったとは無鉄砲な男だ...
南方熊楠 「十二支考」
...どうせ今頃(いまごろ)は無鉄砲な羽虫が沢山集ってぶっつかったりよろけたりしてゐるのだ...
宮沢賢治 「秋田街道」
...何もあの小僧が居なけあ船が出ねえって理窟(りくつ)もあるめえし……お前(めえ)んとこの船長(おやじ)がいくら変者(かわりもの)だってそんな無鉄砲な酔狂をして乗組員(のりくみ)を腐らせるような馬鹿(ばか)でもあんめえ...
夢野久作 「難船小僧」
...この上もない無鉄砲な遊びで...
夢野久作 「支那米の袋」
...且つ兇猛無鉄砲なる反抗を試みたるは...
夢野久作 「暗黒公使」
...どこかへ逃げて下さらない……とキワドイところで口説(くど)き立てた」「無鉄砲な女ですね...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...こうして吾々二人が承知しそうにない無鉄砲な興行を...
夢野久作 「二重心臓」
...私一個人の無鉄砲な意見を述べる事は出来ようと思う...
夢野久作 「能とは何か」
...無鉄砲な漁師どものアバズレ仕事とばかり思い込んでいたものだから...
夢野久作 「爆弾太平記」
...この病院の現在患者は、皆相当の有産階級や知識階級である上に、動きの取れない重症患者や、身体(からだ)の不自由な者ばかりで、こんな無鉄砲な、残忍兇暴な真似の出来るものは一人も居ない筈である……と……」私は頭をシッカリと抱えたまま、長い、ふるえた溜息をした...
夢野久作 「一足お先に」
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