...那覇の婦人社会を騒がしたユタという者を歴史的に研究するのもあながち無益なことではなかろうと思います...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...こんな無益な侮辱を受けたことはない...
太宰治 「花燭」
...然(しか)し当節のように何も彼(か)も一概に綺麗なものや手数のかかったもの無益なものは相成らぬと申してしまった日には...
太宰治 「三月三十日」
...無益な殺生はやめよう...
田中貢太郎 「赤い土の壺」
...自分を無益なものだと知って自分自身にも息子にも無関心になってる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...兵馬も刀を取って床柱の方へ少しさがって、「その菱屋へ、いつぞや三人の盗賊が入ったことがある、それについて君に聞きたいのだ、そう気色ばむな、穏かに話そうではないか」「そんなことは知らん、俺は菱屋とやらの番頭でもなければ、盗賊の目付(めつけ)でもないぞ」「誰も、君が菱屋の番頭だとも、盗賊の目付だとも言いはせん、ただその盗賊の身許(みもと)を君に尋ねてみたまでじゃ」「盗賊の身許を俺に?」「そうだ、君が知らんというならば、その創に聞いてみたい、稽古槍の怪我か、真剣の創か、その創口に物を言わせてみれば、わかるはずである」「怪(け)しからんことを言う、余の儀とは違うぞ、盗賊呼ばわりは聞き捨てならんぞ」井村は真赤(まっか)になって刀の柄(つか)に手をかけると、兵馬はそれを制し、「井村、抜く気か、それはよせ、君が抜けば拙者も抜く、溝部も抜き合わせるであろう、どのみち、どちらか怪我をする、ここの家を騒がせ、客人を驚かすに過ぎない、無益なことじゃ...
中里介山 「大菩薩峠」
...無益な抗議を方々に向って試みた...
中島敦 「光と風と夢」
...無益なものと思われるからです...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...今の自分の状態にはまったく無益なこうした考えが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...その次第をかいつまんで述べて置くのもあながち無益なことではあるまい...
久生十蘭 「魔都」
...無益なつまらない調査事項をあまり過大に負担せしめないためと...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...人事国事に瘠我慢(やせがまん)は無益なりとて...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...この正月そんな女たちの皆から逃れて――無益な...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...息子に死なれたからとて今さら甲斐なき無益な涙など流し給うなと教えたところ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そしてついにこういう無益な騒ぎにあき果て...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それをこそ無益な徒労と評していい...
柳宗悦 「樺細工の道」
...自然に対する無益な叛逆(はんぎゃく)に過ぎない...
柳宗悦 「工藝の道」
...無益な怪我をしてもつまるまいが』『脅(おど)しくさるぞ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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