...無愛想な顔を一層無愛想にして...
芥川龍之介 「枯野抄」
...ちつともあの家には行かないんだから……」かう云ふと彼は無愛想に...
犬養健 「朧夜」
...昔はよく幾日も幾日も不機嫌で無愛想に見えたことがありました...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...自分が無愛想にすれば尚更彼女へ負担をかけることになるので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...笑顔(えがお)一つ見せずにむしろ無愛想にあしらっている...
寺田寅彦 「試験管」
...彼女は無愛想に黙り込んでしまった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...無愛想にいって顔を伏せた...
豊田三郎 「リラの手紙」
...「行っておいでなさい」無愛想に言った...
中里介山 「大菩薩峠」
...私をどうなさる積りで」「黙れッ」平次は無愛想にきめ付けて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...恐しく無愛想に平次を迎えました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「ええ、いらつしやいます」彼女達の一人が、即座に、まるでその問ひを豫期でもしてゐたかのやうに、私の方へは顏も向けずに、無愛想に答へた...
堀辰雄 「生者と死者」
...今は休んでゐますからと無愛想に斷わられた...
堀辰雄 「四葉の苜蓿」
...」と無愛想に答へるだけだつた...
牧野信一 「「或る日の運動」の続き」
...「イテーンというのは誰」「ミデルの妻」こういって青年は身を返して無愛想に歩み去った...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「女王スカァアの笑い」
...「まだ研(と)げておりませぬが」無愛想にいう...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そして、もう店を閉めるのだから出て行ってくれと、無愛想にいった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ミサコが無愛想に云った...
吉行エイスケ 「女百貨店」
...が、やがて、指の先で、自分の皿の底からパンのかけらを抓(つま)み上げ、真面目(まじめ)に、無愛想に、そいつをルピック夫人めがけて抛(ほう)ったものである...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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