...私は自分が子供の犠牲になって一生を無意味に送って子供の過重な荷厄介になって持てあまされるよりははるかにいい事だと思っています...
伊藤野枝 「成長が生んだ私の恋愛破綻」
...そして自分が持つて來た書物を座蒲團で卷いた枕の方へ無意味に兩眼を流れ出で...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...しばらく無意味に草むしりをしていた...
梅崎春生 「狂い凧」
...一見無意味に思われる小さいことを巧みに順序よく配列して...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...皮膚を刺す寒気に辛抱してゐることも無意味に思はれ...
太宰治 「富嶽百景」
...無意味に熱情を振り廻したり...
田山録弥 「正宗君について」
...きまりきった日々の課業をして暇な時間を無意味に過すと云うような事がむしろ堪え難い苦痛であった...
寺田寅彦 「イタリア人」
...少なくとも示唆とか誇張とか象徴とかいう能力そのものが無意味になる...
戸坂潤 「思想としての文学」
...そういう原理に立てこもるのは単に今日のブルジョア解釈哲学の無意味にしか過ぎない...
戸坂潤 「思想としての文学」
...科学というと何かギルド風にきまったテーマの選択や解決法があってそれから又無意味に生硬な言葉や気取った紋切型のいいあらわしで書いたり喋ったりすることでもあるかのような迷信が...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...床(とこ)の山吹を無意味に眺(なが)めている...
夏目漱石 「虞美人草」
...無意味に時計と相談したと同じ事であった...
夏目漱石 「明暗」
...二階作りが無意味に突っ立っているほかに何等の能もない構造であった...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...無意味に氾濫(はんらん)する感情や...
野村胡堂 「楽聖物語」
...そうしてその表紙を無意味に見ている...
堀辰雄 「三つの挿話」
...家中を彼方此方と無意味に歩き廻つてゐた...
牧野信一 「南風譜」
...今日の会合は全く無意味になつてしまふわけぢやないか...
牧野信一 「ブロンズまで」
...只無意味にじっと我慢しているに過ぎない...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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