...私も無下(むげ)には断ってしまう訳には参りません...
芥川龍之介 「疑惑」
...女性が今の文化生活に与ろうとする要求を私は無下(むげ)に斥(しりぞ)けようとする者ではない...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...さう言つて歌まで下すつたものを無下にかへし歌もせずにかへすといふわけにも行くまい...
田山花袋 「道綱の母」
...せっかくああ言ってくれる親切を無下(むげ)に断わってしまえば...
中里介山 「大菩薩峠」
...お銀様が無下(むげ)に斥(しりぞ)けてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...無下に扱うということなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...今晩は無下(むげ)に渡りきるのが惜しくてたまらないらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...無下(むげ)には断われなかった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...無下に断れば気を悪くするに極っているので...
松本泰 「日蔭の街」
...無下にどうこうと云うこともありますまい...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...それは無下に棄てさせないでな...
室生犀星 「舌を噛み切った女」
...十三から育ったあんたの恩は無下(むげ)にしない...
室生犀星 「舌を噛み切った女」
...どのように無下(むげ)にいっても二人の若者はそれに応(こた)えることなく...
室生犀星 「姫たちばな」
...3815(無下事不二報復一...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...気象が無下に卑しい時は...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...最前の若者が謝礼心(れいごころ)でしたに相違ないことを無下(むげ)に退(しりぞ)けるのも仰々(ぎょうぎょう)しい……といってこれは亦(また)...
夢野久作 「斬られたさに」
...無下に彼女を無知として排斥するわけにはいかなかった...
横光利一 「旅愁」
...無下(むげ)に寄れば咬みつきもしそうな藤房...
吉川英治 「私本太平記」
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