...戦後の都市は灰燼に帰した...
...土砂降りの雨で街は灰燼に帰した...
...自分の仕事に全くやりがいを感じず、心は灰燼になっている...
...かつては人気のあったレストランも今では灰燼に帰してしまった...
...家族が住んでいた村は、昔からあった火災の危険性を指摘されていたが、ついに灰燼に帰した...
...Kと一緒に暫らく灰燼の中を左視右顧しつゝ悵然(ちょうぜん)として焼跡を去りかねていた...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...灰燼(かいじん)になる筈であった...
海野十三 「空襲葬送曲」
...最初私がこの観音の灰燼(かいじん)に帰しようとする危うい所をお扶けしようとした一念が届いて...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...廿余町悉く灰燼と為る...
太宰治 「右大臣実朝」
...全く灰燼(かいじん)に帰したと見えて何も出て来なかったと記している...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...殆ど全村を焼き尽したその灰燼(くわいじん)の中に半(なかば)焼けた少女(をとめ)の死屍を発見した事で...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...荒凉たる周囲の灰燼と...
豊島与志雄 「バラック居住者への言葉」
...已に半世紀近き以前一種の政治的革命が東叡山(とうえいざん)の大伽藍(だいがらん)を灰燼(かいじん)となしてしまった...
永井荷風 「霊廟」
...灰燼に帰したのである...
永井隆 「長崎の鐘」
...あの大正十二年の大震災に灰燼(かいじん)になってしまった...
長谷川時雨 「江木欣々女史」
...そのために老医師が二十数年もかかって研究して書いていた論文がすっかり灰燼(かいじん)に帰したことなどを話した...
堀辰雄 「美しい村」
...少年宿志渾灰燼...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...社屋は灰燼になつてしまつた...
吉川英治 「折々の記」
...孫堅は、馬をとばして、まず先に市中の巡回を開始し、惨たる灰燼に、そぞろ涙を催したが、熱風の裡(うち)から声を励まして、「火を消せ...
吉川英治 「三国志」
...灰燼(かいじん)とするも惜しい」と考えているからであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...今なお山上の七堂(どう)伽藍(がらん)も中堂も山王二十一社も当年の灰燼(かいじん)を積んで...
吉川英治 「新書太閤記」
...四更(こう)にかけて町じゅう灰燼(かいじん)に帰したような大騒動だったが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...大坂城の灰燼(かいじん)を惜しみ...
吉川英治 「松のや露八」
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