...煙草の煙の濛々(もうもう)とたなびく中で...
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」
...濛々(もうもう)と外から吹きこんで来ます...
芥川龍之介 「妖婆」
...彼は悪夢に似た迷濛の中に引入れられるのを感じた...
豊島与志雄 「反抗」
...晴天風烈しく路忽乾きて砂塵濛濛たり...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...雲が濛々(もうもう)と湧いて来たものですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...濛々(もうもう)たる霧で海のように一杯になっているのを見ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...バットの煙を濛々と揚げながらテレスコープにしがみ付いている...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...噴火口附近は濛気にこめられて...
中谷宇吉郎 「天地創造の話」
...火の気のないビルの一室は煙で濛々(もうもう)と悲しそうだった...
原民喜 「火の唇」
...たゞ私は濛々たる明るさの中をうつゝのまゝで泳いでゐる小魚の想ひと化してゐた...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...濛つと明るく煙つてゐるだけだつた...
牧野信一 「まぼろし」
...ゼーロンは真黒な図太い鼻腔を栓を抜いたやうに開放して息絶れの吐息を濛々と吐き...
牧野信一 「夜見の巻」
......
三好達治 「霾」
...濛々とあがった砂塵(さじん)と驚愕(きょうがく)に...
吉川英治 「江戸三国志」
...牛鍋のコゲつくばかりな匂ひを濛々と感じさせる詩である...
吉川英治 「折々の記」
...床下の奥まで濛々(もうもう)とはいって来る...
吉川英治 「銀河まつり」
...木(き)ノ本(もと)のあたりへ濛々(もうもう)と陣地を構築していた...
吉川英治 「新書太閤記」
...月の夜空へ濛煙(もうえん)を吐き出した...
吉川英治 「新書太閤記」
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