...暗澹たる空中に、母艦をとびだした艦載機の爆音が遠ざかって行った...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...暗澹たる戦雲が再び天地を掩(おお)うに至ると見るのである...
大隈重信 「列強環視の中心に在る日本」
...彼を取巻いている暗澹たる危難や...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...清澹の生活を樂みて鄙劣の念なき即ち是れなり彼れ常に武士道を説く...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...吾人の住む社会は暗澹(あんたん)たるものである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...多くは芸術的冒険者が苦心惨澹して工夫し出した伝統破壊の記録である...
野上豊一郎 「演出」
...暗澹(あんたん)たる土塊にすぎないことを解明している...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...暗澹(あんたん)とした夜の国道の上で気がちがったように雨と風が荒れ狂っていた...
久生十蘭 「キャラコさん」
...それが暗澹たる形をもって現われようと...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...暗澹(あんたん)とした果てしのない雲が...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...世にも惨澹(さんたん)たるリンチに処せられた...
牧野信一 「鬼涙村」
...冷澹(れいたん)で知らない顔をしているものとがある...
森鴎外 「あそび」
...同じく澹に作つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...良人の慘澹たる社會面の生活苦や創造苦は見てもやらないし...
吉川英治 「折々の記」
...暗澹(あんたん)となった...
吉川英治 「三国志」
...暗澹たる顔つきを揃えていた...
吉川英治 「三国志」
...暗澹(あんたん)たる前途に一道(いちどう)の光明をここに見たのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...いつも暗澹(あんたん)と樹々の風ばかりしている山裾のほうが...
吉川英治 「親鸞」
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