...子供のような快活な無邪気な一本気な心‥‥君のくちびるからは知らず知らず軽い口笛が漏れて...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...人類における利他心ももとよりこの理に漏れるわけはない...
丘浅次郎 「いわゆる自然の美と自然の愛」
...いづれ浮世には漏れざりけり...
高山樗牛 「瀧口入道」
...今も昔のごとく薄給(はっきゅう)に甘(あま)んじ下男同様の粗衣(そい)粗食を受け収入の全額を挙げて春琴の用に供したその他経済を切り詰めるため奉公人の数を減らし色々の点で節約したけれども彼女の慰安(いあん)には何一つ遺漏(いろう)のないようにした故(ゆえ)に盲目になってからの彼の労苦は以前に倍加した...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...私は漏らさず其記事を見ました...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...あゝ漏(も)つちや」夫婦(ふうふ)は相談(さうだん)して...
夏目漱石 「門」
...夜中の出来事は一言も漏らしません...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...醉つた時ツイ人に漏したらしく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そこから漏れて来ることは間違いありません...
野村胡堂 「百唇の譜」
...それは脳髄の粗漏と...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...その漏斗の内側は...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...居間扉の下から漏れる光を見ていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...ふと身分を漏らしたのです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
......
正岡子規 「古池の句の弁」
...田舎へ帰ることがすつかり決つたやうな顔をして母親の陰ですこしでも此等の話を聞き漏らすまいと大きな悲しさうな眼で私を眺めてゐます...
室生犀星 「ザボンの実る木のもとに」
...崩漏症(ほうろうしやう)であつたらしい...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」「かういふ事が世間へ漏れると...
森鴎外 「魔睡」
...なにか遺漏(いろう)があったとでも...
吉川英治 「私本太平記」
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