...久しぶりで水滸伝(すゐこでん)を開いて見た...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...けれども『三国志』や『水滸伝』の人物の二人立三人立などの細かい絵になると...
淡島寒月 「凧の話」
...世に類(たぐひ)無く烏滸(をこ)なるを...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...さすが昔は東洋文明の卸元(おろしもと)たりし面影どこかに残りをり候――天晴(あっぱれ)東洋の舞台の大立物(おおだてもの)を任ずる水滸伝的豪傑が寄って集(たか)って天下を論じ...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...これは私が福沢先生の友人とし――友人といえば少しく鳴滸(おこ)がましいようでありますが...
大隈重信 「明治文明史上に於ける福沢翁」
...深い深い森の中を辿ってとある古潭の滸に出ました...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...羽島さん(光子の父)は水滸伝を読んでいた...
豊島与志雄 「生あらば」
...北海の滸(ほとり)に到(いた)ってこのことを告げたとき...
中島敦 「李陵」
...水滸傳など、ああした作りものとしても、あの虎を張り殺した武松(ぶしやう)にしびれ酒をのませ、母夜叉孫二娘(ぼやしやそんじじやう)――孟洲の路(みち)の、大樹林の十字波の酒店で、頭には鐵環をはめ、鬢には野花をさした美しい女が、人肉の肉包を賣つてゐたり、これも登洲城の東門の外で、酒を商つてゐた、母大虫顧大嫂(ぼだいちうこたいさう)といふ勇力武藝男子にすぐれ、四五十個の男も敵とするあたはずといふ女猛者(をんなもさ)は、おなじ、梁山伯(りようざんぱく)の女性のうちでも、扈家莊(こやそう)の女將で、五百の手勢を率ゐ、白馬にまたがつて兩刄をつかつた、お姫樣出の、美女一丈青扈三孃(いちぢやうせいこさんじやう)などよりは、姐御といふことばのはまつた器であると思ふ...
長谷川時雨 「凡愚姐御考」
...何たる烏滸(おこ)の白徒(しれもの)ぞ...
福田英子 「妾の半生涯」
...小説には『水滸伝』の武松(ぶしょう)李逵(りき)など単身虎を殺した者が少なからぬ...
南方熊楠 「十二支考」
...阿呆を烏滸という起りとか...
南方熊楠 「十二支考」
...いずれも海の滸(ほと)りに近く立っているということを...
柳田国男 「海上の道」
...烏滸(おこ)がましゅう思われますが...
吉川英治 「剣の四君子」
...彼らは水滸(すいこ)の要寨(ようさい)に拠(よ)って...
吉川英治 「新・水滸伝」
...蕭譲(しょうじょう)は筆をとって黄紙(こうし)にそれを書き写せ」ここで読者はすでにお読みになったはずの序編水滸伝第一章“百八の星...
吉川英治 「新・水滸伝」
...まったく要(い)らざることを!烏滸(おこ)な気働きをさせたものじゃ」こう...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...烏滸(おこ)のようなれど...
吉川英治 「宮本武蔵」
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