「滴」の意味
水の滴
小説での「滴」の使い方
...大きな滴(しずく)となってトロリと頬を斜(ななめ)に頤(あご)のあたりへ落ち下(さが)った...
海野十三 「人造人間殺害事件」
...犬は黒い雫をぽたぽた滴(た)らしながら...
薄田泣菫 「茶話」
...一滴のこさず飮みほして...
太宰治 「お伽草紙」
...一粒一滴摂取不捨...
種田山頭火 「行乞記」
...彼らは一滴の涙を流したようだった...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...自然と、春と、青春と、父に対する愛と、小鳥や花の快さなどは、いかにも純潔な年若い彼女の心に、ほとんど忘却にも似たある物を、しだいに、日ごとに、一滴ずつ、浸み込ましていった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...土(つち)が保有(ほいう)すべき水分(すゐぶん)がそれ程(ほど)蒸發(じようはつ)し盡(つく)しても其(そ)の吹(ふ)き渡(わた)る間(あひだ)は西風(にしかぜ)は決(けつ)して空(そら)に一滴(てき)の雨(あめ)さへ催(もよほ)させぬ...
長塚節 「土」
...それで零下一〇度まで過冷却した水滴が...
中谷宇吉郎 「樹氷の科学」
...その微水滴中の墨の量を計算すれば...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...その拡大写真上で水滴の直径を一々測って見た...
中谷宇吉郎 「雪」
...水蒸気が微水滴に凝縮する場合...
中谷宇吉郎 「雪」
...滴(したた)るような情愛とがあり...
野村胡堂 「楽聖物語」
...安心した※お勢が誤まッて茶を膝(ひざ)に滴(こぼ)したので有ッた...
二葉亭四迷 「浮雲」
...今日は一滴ものまず...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...最後の一滴をすすり尽くすまでだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...無花果の葉は緑の雫(しづく)が滴(こぼ)るかと思はれるばかり...
三島霜川 「平民の娘」
...氷のような汗がパラパラと手の甲に滴(したた)り落ちた...
夢野久作 「幽霊と推進機」
...間もなくひと流れの酒の滴(しずく)が舌の上で拡(ひろ)がった...
横光利一 「笑われた子」
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