...ちょっと滑稽な感じのするものである...
寺田寅彦 「雑記(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...極めて滑稽な姿のものに導くだろう...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...ジャーナリズムでだからイズムであり主義であると思うのも、丁度、マグネティズムを磁石主義と考えるように、滑稽なことだ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...こういう誰が見ても妙な滑稽な現象は...
戸坂潤 「読書法」
...何ぞ其れ滑稽なる而も學堂は極めて嚴格なる聲色を以て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...滑稽な機知でそれを切りぬけて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...滑稽なほど丁寧に上半身を屈めた...
豊島与志雄 「父の形見」
...」(これらの、反逆人、意地悪、偉い奴、滑稽な奴、などという言葉は、彼らに言われる時は特殊な意味を有するのである)「あいつは、ポン・ヌーフ橋を自分の物とでも思ってるのか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ふと件(くだん)の滑稽なる持腐れを発見した第一の人となりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...随分滑稽な話であった...
中谷宇吉郎 「雪」
...滑稽な泣きつ面をしたり...
長谷川時雨 「鏡二題」
...*1 オポデリドック パーウェルをもじって故意(わざ)とこんな滑稽な名前で揶揄(からか)ったのである...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...なんとなく滑稽な気がし出してからからと笑ったが...
北條民雄 「いのちの初夜」
...滑稽なほど、悠々として屈託のない有様が見え見えで、その魂胆は、自分が決して心配してないことを客人に印象づけるためだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...滑稽な見得を切つて稚拙にそれを頭上に振つた...
牧野信一 「ゾイラス」
...これがもしこの滑稽な手紙だけなら...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...何と滑稽な意気地のないことでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そんなわけで、此の三四年、滑稽なことは、そして当然なことには、僕は「恐ろしく金の事にかけては、きたない劇作家」になった...
三好十郎 「俳優への手紙」
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