...大高源吾が、風呂敷包の中から、紙に包んだ物を出して、自分の左右へ「順に」と、いって渡した...
直木三十五 「寺坂吉右衛門の逃亡」
...「独逸人が大鷹源吾(おおたかげんご)の蒔絵(まきえ)の印籠(いんろう)を見て...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...源吾のほしがる雪を盗みとって家さきに投げこんだものと察し...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...源吾は天保中津軽信順(のぶゆき)がいまだ致仕せざる時...
森鴎外 「渋江抽斎」
...然るに源吾は年老い身病んで久しく職におりがたいのを慮(おもんぱか)って...
森鴎外 「渋江抽斎」
...そして兄の源吾(げんご)はいつものむぞうさな調子で...
山本周五郎 「日本婦道記」
...内蔵助からも、一二度足を運んでおる』『小野寺、中村、潮田などの連中は、玄渓の家で密会しているのじゃないか』『それもあろうが、近頃は、洛北の瑞光院(ずいこういん)の境内にある拾翠庵(しゅうすいあん)を借りうけて、歌俳諧(うたはいかい)の集まりのように見せかけ、時折、そこで評議をしているらしい』『拾翠庵――あの浅野稲荷(いなり)の隣地だな』『そうだ、浅野家の祖先が、稲荷を祠(まつ)り、寺領も寄附しておるので、浅野稲荷とよんでおる、あのすぐ側だから、会合のある折は、稲荷詣りを装ってゆけば近づけよう』『近いうちに、集まりのある様子はないか』『先月中旬、大高源吾と、原惣右衛門の二人が、江戸表を立って、途中、伊勢の大廟に参詣し、原は大阪に、大高は京都に、各家を借りて住んでおる...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...それが源吾の意見であった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...『――慥(たしか)に、これは貴殿の分、お戻し申しあげましたぞ』弥左衛門は、もう膝を起てかけて、『源吾、お暇(いとま)しようか』すると、主人の六郎左衛門は、いそいで血判の誓書を披(ひら)いてみた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...――やはり大野九郎兵衛に随身して、後々の相談にでも乗ってもらえばよかったが、つい、赤穂城の席では武士道などをふり廻し、大野の面前で、下司根性の似而非武士(えせざむらい)などと罵ったので、今更、頭を下げても行けんしなあ……』果しがないので、源吾は、『いずれ、今度は、金でも儲(もう)けて、又会おう』起(た)ちかけると、『あいや、ちょっと……』『何だ』『申し難いが、細(こま)かい銭(の)をすこし、お持ち合せはないか...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...――客というのは、脇屋(わきや)新兵衛とよぶ、大高源吾...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...『左様でござります』と、低く辞儀をしている間に、大高源吾は、この茶宗匠も、この頃多い銅臭(どうしゅう)の風流人であることを見ていた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...早水と菅谷が通る』大高源吾へ囁くと...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...大高源吾のほうへ眼をさし向けると...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...源吾は、『やられたな!』と、思わず賞めた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...生家は兄の源吾(げんご)がつぎ...
吉川英治 「日本名婦伝」
...源吾が聞き取った...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
...藩邸から駈けつけて来た大高源吾が...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
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