...彼の細君の溌剌(はつらつ)たる才気は...
芥川龍之介 「開化の良人」
...金を借り倒す事は薩摩琵琶をうたうごとく勇壮活溌を極めている...
芥川龍之介 「葱」
...昼御飯がすむと他(ほか)の子供達は活溌(かっぱつ)に運動場(うんどうば)に出て走りまわって遊びはじめましたが...
有島武郎 「一房の葡萄」
...なかなか愛らしくて活溌で綺麗です...
上村松園 「京の夏景色」
...別人のように溌刺としていた博士コハクのあとにしたがって...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...溌剌たる健康な新世界に生きる資格を有しているのである...
辻潤 「錯覚自我説」
...東都名所は人物を配置して風景中に自(おのずか)ら江戸生粋(きっすい)の感情を溌剌(はつらつ)たらしめたり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...しかしなんと生気溌剌(はつらつ)たる述べ方であったか? 異常な想像的視覚を有(も)った者でなければとうてい不能な記述であった...
中島敦 「李陵」
...活溌でうちとけたふうになって...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...いつも恥かし氣に顏のみ赤めて筆やの店に手踊の活溌さは再び見るに難く成ける...
樋口一葉 「たけくらべ」
...文明活溌の眼(まなこ)をもって評すれば...
福沢諭吉 「慶応義塾学生諸氏に告ぐ」
...静に魚の溌(は)ぬる聞こえて...
正岡容 「巣鴨菊」
...赤い小旗は活溌にひらひらしているから...
宮本百合子 「狐の姐さん」
...ここでは女の子も男の子のやうに活溌であり男の子も女の子のやうにしとやかでありもとより芝生に落ちる鳥影などには頓着なくまた私の顔は知つてゐても私の名前は知つてゐない...
三好達治 「測量船拾遺」
...ことに中村雅治は才気溌溂たる男で...
柳田国男 「故郷七十年」
...客間の話し声はますます活溌になるばかりだった...
山本周五郎 「新潮記」
...彼はまだ活溌にはねている鯉を押え...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...総て香港の支那人は上海のものより俊敏で活溌だ...
横光利一 「欧洲紀行」
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