...『何處でも好けれど、利根川を溯りて沼田に至り、會津街道を取り、白根温泉を經て金精峠を越え、湯本温泉に浴し、中禪寺湖を繞りて日光に達し、それより汽車にて歸途に就くやうにしては如何にぞや...
大町桂月 「上州沼田より日光へ」
...風花に送られて湯本を發す...
大町桂月 「上州沼田より日光へ」
...兼ねて唯一の温柔郷たる湯本温泉は...
大町桂月 「常磐の山水」
...この雜誌は明治三十年五月に開發社(湯本武比古先生社長)から發刊された...
高橋龍雄 「芳賀先生と日本主義」
...それでは湯本の宿屋までやってもらおうか」籠舁は相棒に声をかけた...
田中貢太郎 「山寺の怪」
...湯本へ出て、安宿で昼寝、それから湯町を行乞してゐるとまた巡査がやつてきた、何のかのとうるさい、近く澄宮殿下が萩市に行啓なさるので、彼等は神経過敏になつてゐるらしい、あんまりうるさいから峠を越えて於福まで歩き、朝日屋といふのへ泊つた、母子二人のしめやかさ、なか/\よい宿だつた、木賃二十五銭は安すぎる、気の毒な事には娘さんが病んでゐる、肺結核らしい、とても助かるまい...
種田山頭火 「行乞記」
...湯本から、登りになった...
直木三十五 「南国太平記」
...現在日立の中央研究所におられる湯本博士が...
中谷宇吉郎 「写真と暮した三十年」
...湯本君と二人で「そんなことでは海軍の将来も先が見えている」などと...
中谷宇吉郎 「寺田寅彦の追想」
...大学ではその外に湯本君が海軍の嘱託として水素の燃焼の研究をつづけ...
中谷宇吉郎 「寺田寅彦の追想」
...雲にして山に紛(まが)ふも山にして雲に紛ふも咎むる勿れ二つ前のそれと同じ時湯本で早春の箱根に雲の往来する姿を朝夕眺めつつ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...湯本なる石の館(やかた)の二階より見ゆやと覗く哈爾賓の雪早春函根の湯本での作...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...山暗し灯の多かりし湯本とてはた都とてかひあるべしやさすがに山奥の庭は暗い...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...しかしそれだからと云つてここへ来る途に立ち寄つた灯の多くついた湯本へでも行つたら少しは慰むだらうか...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...湯本から二つ車を命じて...
正宗白鳥 「空想としての新婚旅行」
...稲ちゃんは今箱根の湯本温泉へものをかきに行って居ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...湯本(ゆもと)の立場(たてば)に着くと...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...内湯のあるのは私のいた湯本館だけであったが...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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