「温雅」の意味
穏やかで上品なこと
「温雅」の例文(場面別)
- 日常会話彼女の温雅な振る舞いに、誰もが魅了された。
- ビジネス(評価・紹介)A氏は温雅な物腰でクライアントからの信頼が厚い。
- 文学・評論この絵画には、温雅ながらも内に秘めた情熱が感じられる。
小説での「温雅」の使い方
...訳しながらも時々この二〇年の昔に見た童顔に浮ぶ温雅な微笑を思い浮べるのであった...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...女学校出とは思はれぬ様な温雅(しとや)かな娘で...
石川啄木 「札幌」
...温雅なる淑女の様(さま)は我得んと欲して得る能わず...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...梵天帝釋の温雅整肅にまします...
内藤湖南 「寧樂」
...されば春信の板画は過去の粗大と将来の繊細との中間に立ちて独(ひと)り温雅優美の情を恣(ほしいまま)にするものといふべきなり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...一(いつ)は温雅にして沈痛...
中里介山 「大菩薩峠」
...その温雅な美しいながめに於て大菩薩に来るほどの人を心酔せしめる処のものであります...
中里介山 「山道」
...女長じて容姿温雅...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...前者は吹込みは古いが温雅な演奏で...
野村胡堂 「楽聖物語」
...どの作のどの女(ひと)を見ても、幽艶、温雅、誠実、艶美、貞淑の化身(けしん)であり、所有者でありながら、そのいずれにも何かしら作者の持っていたものを隠している...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...但し其これを議論するに声色を温雅にするは上流社会の態度に於て自然に然る可し...
福沢諭吉 「女大学評論」
...形態への空虚な厳格な奉仕の中にあるあの温雅な態度を...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...しかるに今コタツの温雅なる情趣を味わわんとするならば...
柳田国男 「雪国の春」
...そうしてこんどは温雅な...
山本周五郎 「百足ちがい」
...温雅で東洋的な老畫人である...
吉川英治 「折々の記」
...春風のような温雅な和気につつまれる...
吉川英治 「剣の四君子」
...覇気熱情(はきねつじょう)も日頃は温雅典麗(おんがてんれい)な貴人の風につつまれている...
吉川英治 「三国志」
...その性は寛弘温雅(かんこうおんが)...
吉川英治 「三国志」
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