...平常は温和な、そして発作的に残忍なふるまいをする...
梅崎春生 「桜島」
...および温和な習慣が推奨され...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...娘のような温和な婦人であったが...
デフォー Daniel Defoe 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...前とは反対にたいへん温和な...
寺田寅彦 「自画像」
...この温和な海を渡って...
徳田秋声 「蒼白い月」
...なんと温和なことか...
豊島与志雄 「風俗時評」
...また北斎の支那趣味によりては江戸時代の老人の温和なる道徳的傾向を窺ひ得べしとすれば...
永井荷風 「江戸芸術論」
...梅のつくり花一輪こしらへて庭の枯枝に付けたり」「バイオリン取出て Harmonious Blacksmith と云ふを習ふ」という温和な生活が又戻って来るように見えた...
中谷宇吉郎 「『団栗』のことなど」
...日頃温和な平次が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...元来僧侶というものは、こんな事を平気で、談(はな)すので、或(ある)僧の談(はなし)によると、所謂(いわゆる)寺の亡者が知らせに来る場合には、必ずその人の生前の性質が現れる、例えば気の荒い人だったらば、鉦(かね)の叩き様(よう)が頗(すこぶ)る荒っぽいそうだし、温和な人ならば、至極(しごく)静かに知らせるといっていたが、それは兎(と)に角(かく)何(いず)れの僧侶に訊ねても、この寺へ知らせに来るというのは、真実のものらしい...
水野葉舟 「テレパシー」
...温和なチェホフが...
宮本百合子 「ある回想から」
...温和なことにも定評があるし...
山本周五郎 「日本婦道記」
...君子を産んでからまるで人が変わったように円満で温和な人になった...
山本禾太郎 「抱茗荷の説」
...この頃には三人の南国的な温和な態度と上品さはすつかり脱落してしまつていた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...温和な文明化の力を語ると思われるこの大きな愛をジョン・ソーントンに対して抱いているにも拘らず...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...日の射している温和な野に下り...
横光利一 「欧洲紀行」
...温和な面(おもて)を破って...
吉川英治 「新書太閤記」
...しかし純粋なインカであるワスカルが、いかにも温和な、寛容な性格であったのに対して、辺境のキトー人との混血児たるアタワルパは、四五歳の年少であるのみならず、非常に争闘的な、野心に富んだ人物であった...
和辻哲郎 「鎖国」
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