...(注二) この神は「温和な自然」である...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...温和なうちにちゃんとしたところがあり...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...むしろ温和な弱々しい感じであった...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「和製椿姫」
...決して出しやばらうとせぬつつましい温和な表情...
太宰治 「津軽」
...四辺の温和な山川の中に神代の巨人のごとく伝説の英雄のごとく立ちはだかっている...
寺田寅彦 「札幌まで」
...この温和な海を渡って...
徳田秋声 「蒼白い月」
...温和なリベラルな肉付きを受けとる...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...息切れや動悸(どうき)の恐れがない気候温和な転地場所のような...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...人のよい温和な笑みを浮べながら...
豊島与志雄 「同胞」
...なんと温和なことか...
豊島与志雄 「風俗時評」
...温和なうちに、かいがいしいところがあって、世話女房としての無類の情味があったことを、今こうして白根の方をながめるにつけて、思い出さないという限りはありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...温和な袁の性格が...
中島敦 「山月記」
...日頃温和な平次が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...六の温和な顔をした大人が閑臥し...
久生十蘭 「新西遊記」
...彼女は細(ほつそ)りした身體つきと、蒼白い、温和な顏と、美しい髮とを持つてゐた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...慈悲はもつと温和な風土のためにとつてあつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...温和な口もとに挟んだ煙草に火も点けず...
横光利一 「旅愁」
...玄徳はあのような温和な人物ですから...
吉川英治 「三国志」
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