...何やら目に見えぬものが渦巻くようで...
芥川龍之介 「邪宗門」
...白い水蒸気が渦巻くやうに立つた...
石川啄木 「道」
...波止場の稜は渦巻く光でゴツゴツだ...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...一焼野原見りや涙が落ちる 落ちるよ火攻め 火の海火の地獄 地獄よ二ただの一夜(いちや)で焼野の原となろと思ほか 思はりよかなろと思ほか火の地獄 地獄よ三焼野原なら雉子(きぎす)も啼こに 啼こによ泣くは火攻めの人の群れ 人の群れ四親は子を呼び子は親呼んで 呼んでよ声は渦巻く焔は狂ふ 狂ふよ五これが都の昨日(きのふ)のすがた すがたよ生きて火攻めはこの世の地獄 地獄よ...
野口雨情 「極楽とんぼ」
...渦巻く焔の間から...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...渦巻く吹雪をとほしては何ひとつ見わけることも出来なかつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...白雲と潮の煙(けぶり)と妄執の渦巻く島の春夏秋冬これは俊寛僧都の歌...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...五月の有楽座のプラン頭の中で色々渦巻く...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...長い間をおいて時々あらわれる渦巻く泡のような斑点が見えた...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「精」
...俗世間の渦巻く塵(ちり)を雲の上で見てをる処に妙味はあるなり...
正岡子規 「人々に答ふ」
...その下を渦巻く男女は皆タキシード...
夢野久作 「少女地獄」
...街頭劇名監督少々荒療治ではあったが山木断髪令嬢の愛犬UTA(ウータ)を中心として渦巻くピンク色ローマンスの半分は...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...ごうごうと渦巻く人波が...
横光利一 「上海」
...車は渦巻く味方をかき分けて深く逃げこみ...
吉川英治 「三国志」
...そして渦巻く波を切って泳ぎ...
吉川英治 「三国志」
...鹿(か)の子や赤い布(きれ)や笠や手拭が渦巻く町を走っていた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...向こうには渦巻く蒸気に抉られた空が低い極地の陽光を浴びていた――その空の下には遠き神秘の領域があり...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...この決心のもとに虚栄と獣性と罪悪との渦巻く淵を彼岸に泳ぎ切る...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
便利!手書き漢字入力検索
