...「渡り鳥」と見て...
高見順 「いやな感じ」
...渡り鳥というのは悲しい鳥ですな...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...雁などの渡り鳥の大群が...
太宰治 「津軽」
...非常に高く空を飛んでゆく渡り鳥の一群の弱いかすかな鳴き声が聞こえるばかりだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...自分は此種の渡り鳥が殘酷なかういふ風に吹かれる爲めに何を求めて態々此地に來たであらうかと疑ひたくなる...
長塚節 「教師」
...小鳥来る音うれしさよ板庇(いたびさし)渡り鳥の帰って来る羽音(はおと)を...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...季節(セエゾン)のはじまる十月ごろヨーロッパへ戻るという渡り鳥のようなことをしていた...
久生十蘭 「だいこん」
...およぐ時よるべなきさまの蛙かな命婦より牡丹餅たばす彼岸かな更衣(ころもがへ)母なん藤原氏なりけり真しらけのよね一升や鮓のめしおろしおく笈(おひ)になゐふる夏野かな夕顔や黄に咲いたるもあるべかり夜を寒み小冠者臥したり北枕高燈籠(たかどうろ)消えなんとするあまたゝび渡り鳥雲のはたての錦かな大高に君しろしめせ今年米蕪村の用いたる古語には藤原時代のもあらん...
正岡子規 「俳人蕪村」
...渡り鳥の一群のように国々を渡り歩き...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ある幸福」
...いく千という渡り鳥の休み場所になります...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...鼠(ねずみ)や渡り鳥や魚の群(むれ)などは...
柳田国男 「海上の道」
...年々季節を定めて遊びにくる渡り鳥の大群を...
柳田国男 「雪国の春」
...もう渡り鳥の留るのも見られなくなることだろう...
横光利一 「夜の靴」
...湯気の中から渡り鳥の腹を仰向いて見ていました...
吉川英治 「江戸三国志」
...渡り鳥が、大陸をゆく...
吉川英治 「三国志」
...玄徳を先頭にしたこの渡り鳥にも似た一軍は...
吉川英治 「三国志」
...渡り鳥まだ東風(こち)が肌寒い...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...南洋からの渡り鳥で...
若山牧水 「鳳來寺紀行」
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