...曇りのない眼と清純な感覚とをもって自然と人生の真趣を心ゆくばかり味わわんがためであった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...清純な恋愛を葉子にも訴え訴えしていた若い塑像家(そぞうか)の噂(うわさ)も出た...
徳田秋声 「仮装人物」
...それら二つの光りが彼女を清純なものに見せました...
豊島与志雄 「道標」
...自由に呼吸される清純な生きた楽しい健全な空気は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...しかし清純な絵を見ているうちに...
中井正一 「地方文化運動報告」
...良寛さんの心の清純なことを説明した...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...すべてがこの世のものとは思えぬ清純な感じで...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...枝から取り立ての果物(くだもの)のやうな清純な感じのする娘でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何という清純な美しさでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...でも何となく清純な聡明な感じがして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...不思議に清純な感じのする――お秀とは違った世界に住む種類の人間でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...街の菜の花よ、清純な気持ちで、まっすぐに生きたいものだと思う...
林芙美子 「新版 放浪記」
...渇きもとめる思いや清純なる憤りや深い哀愁が日々に映る...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...より清純なもの、初心なるもの、ぽちやぽちやしたるものを求めた...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...ぼうっとしたところに私は何だか大変清純なものがあるように思われた...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...彼には頼りになり得られる清純なものも感じられた...
横光利一 「旅愁」
...ふかく少年の清純なたましいに...
吉川英治 「三国志」
...それからの五年あまりの彼女の歩いて来た道を――また一途に通して来た清純な気持を――武蔵は決して受け取っていないのではない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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