...從つて自分は此觀照の記録によつて他人のこゝろを温め清めることが出來るとは思つてゐない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...受取人はそれを注意深く清めるが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...湯殿(ゆどの)で身体を清める習慣があった...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...身を清めるために行う...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...これは心を清めるための行事である...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...一日のうちに自分の身にこびりついた滓(かす)と土臭さからわが思いを清めるのである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...ちっとも瘠せませんのよ」とナヂェージダは海水で塩辛くなった脣を舌先で清める一方...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...本来はおそらく犠牲の血によって物を祭り清めるという宗教的の意義しかなかったのであろうが...
寺田寅彦 「鐘に釁る」
...食事がすんでそこらを片付けるうち風呂がわいたから父上から順々にいってからだを清める...
寺田寅彦 「祭」
...罪障を払い心を清めるよすがとなるだろう...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...赤い羅紗(らしゃ)で拭き清めるのです...
豊島与志雄 「市郎の店」
...視界を清めるの努力となってきた...
序 豊島与志雄 「ジャン・クリストフ」
...おのれの生を清めること...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...抑(そ)も潔身の祓とは上古穢(けが)れたる者を清めるに灌水法を行いしが...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...火は諸(もろもろ)の穢(けがれ)を清めると申します...
穂積陳重 「法窓夜話」
...現世の罪や穢れを洗い清めるために参詣すべき聖地として印度人に憧憬されていたカイラースの湖畔などは...
正宗白鳥 「軽井沢にて」
...最も秀れた精神に根ざしたものは人心の内奥から涙を誘ひ洗ひ清めるのである...
室生犀星 「抒情小曲集」
...その間にわだかまった異国という幻影を払い清めることを芽出度しとしてこそ...
横光利一 「旅愁」
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