...人の心の深みより生るる人類本具の叫びである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...けれども自分が好んで深みにはひつたといふ方が穩當らしく思はれた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...その引返す強い流れに引きずり落され急斜面の深みに陥って溺死した...
寺田寅彦 「海水浴」
...つぎには深みへはいるのを恐れてまったく黙り込んでしまった……...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それからだん/\と深みへはまって行き...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...プルーストがいつもいうところの「認識の達しない深みにおいて...
中井正一 「美学入門」
...山本さんの場合も自然を通して認識の達しない深みにおいて...
中井正一 「美学入門」
...ただ自らの本質の計り知れぬ深みより...
波多野精一 「時と永遠」
...この生の深みより...
原民喜 「鎮魂歌」
...彼はまだ眠りの深みにはまりこんではいなかったが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...「神にみ栄と誉れあれ! 空気の深みにすむ神の子等の安息日を見よ...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「魚と蠅の祝日」
...草深み取りても見ず...
正岡子規 「萬葉集を讀む」
...學問の根柢があると此の世の中を知る上に深みを増すに違ひ無いなどゝ...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...私たちにもたらされたこの深みのある...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...旅から帰る毎に深みのさらに増して来るのは...
横光利一 「欧洲紀行」
...打ちはらい、打ち払い、すでに、秋は深み、十月もすぎかけている...
吉川英治 「私本太平記」
...山深み、山深み、果てがない...
吉川英治 「随筆 新平家」
...深みのある鉄色(かねいろ)の烈しさと...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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