...山城淀藩(やましろよどはん)の医者の宮田氏に養われて育ったのでした...
石原純 「杉田玄白」
...もしあの水底の様に淀(よど)んだ鏡の面に...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...けふは大淀駅近くの...
種田山頭火 「行乞記」
...吟じて曰く、鳴かずあらば誰(たれ)かは知らん郭公(ほととぎす)さみだれ暗く降り続く夜はここにおいて、彼は五月二十六日、梅雨を冒し、檻車(かんしゃ)萩城を発し、一路の江山を随意に眺め、あるいは淡路島に対しては、別れつつまたも淡路の島ぞとは知らでや人の余所(よそ)に過(す)ぐらんと独唱し、一の谷を過ぎては、一の谷討死とげし壮士(ますらお)を起して旅のみちづれにせんと戯れ、淀を過ぎては、こと問わん淀の川瀬の水ぐるま幾まわりして浮世へぬらんと懐抱(かいほう)を洩らし、途上あるいは史を詠じ、あるいは文天祥正気の歌に和し、七月九日直ちに江戸町奉行所に送られたり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...大気は淀んでいた...
豊島与志雄 「朝やけ」
...いい淀んで「三日の内に...
直木三十五 「南国太平記」
...淀(よど)みもなく三べん吹き返したすががきは...
中里介山 「大菩薩峠」
...静(しずか)に深そうに淀(よど)んでいるところを...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...深沈(しんちん)としてすべての情熱が淀(よど)んで見えます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...暫く御待ち下さいまし」「いや放つて置け」弓の折は大納戸の淀んだ風を切つてピシリ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八」平次は足を淀(よど)ませて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...……よく判りましたね」淀みのない声だった...
久生十蘭 「金狼」
...これは淀川過書船支配(よどがわかしょぶねしはい)角倉与一(すみのくらよいち)の別邸を買ったのである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...東京府豊多摩(とよたま)郡淀橋町柏木)信州では諏訪の附近に...
柳田國男 「日本の伝説」
...松平閣下の自動車は大型で淀橋からこっちへは這入らないのでね...
夢野久作 「暗黒公使」
...淀の川風は、たちまち、頭の上で、はたはた帆鳴(ほな)りを立て出した...
吉川英治 「私本太平記」
...淀(よど)・山崎(やまざき)・天王山(てんのうざん)伊丹(いたみ)の池田信輝も...
吉川英治 「新書太閤記」
...淀君さまからのお訊(たず)ねじゃが...
吉川英治 「日本名婦伝」
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