...足を淀(よど)めたが...
石川啄木 「鳥影」
...後へ立淀んで、こなたを覗(なが)めた書生が、お妙のその笑顔を見ると、崩れるほどにニヤリとしたが、例の羽織の紐を輪形(なり)に掉(ふ)って、格子を叩きながら、のそりと入った...
泉鏡花 「婦系図」
...いつも夜船(よぶね)に乗つて淀川を下つて来ました...
薄田泣菫 「茶話」
...空気が重くどんよりと淀んでいた...
豊島与志雄 「都会の幽気」
...天下にただ一枚といわれる淀君自筆の手紙もあるそうでございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...鳴子引淀の河原の雨催(もよ)ひ荻の真白き穂はそよぐいそげ河原の川舟に菅(すげ)の小笠の鳴子引河原鶸(ひは)鳴く淀川の小笠かづぎし花娘河原蓬(よもぎ)の枯れし葉にかへる小舟の艪(ろ)が響く唄へ 花妻花娘淀の川舟日が暮れる菅の小笠に三日月の眉をかくせる鳴子引...
野口雨情 「別後」
...「外に變つたことは?」「これも申上げ難(にく)いことですが――」幸七は言ひ淀(よど)みます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次はフト足を淀ませました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...淀橋の叶屋(かなふや)に着いたのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...トラスコット先生」トラスコット医師が一瞬言い淀んだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...己(おのれ)の妹に仕立てたる武智の姫君皐月(さつき)を人質にとられしため力及ばず「武智の姫は汝(なんじ)の娘のつもりにて尼になす」と云ふ淀の方の言葉をきき「思ひおく事更になし」と...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...「暁下淀河...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...不意にこんな事を云い出して失敬ですが……浅草の話を探りに来たんですが……生憎(あいにく)知り合いが無いんで……誰かこの辺の裡面を御存知の方に……と思いましてね……実はソノ……丁度いい都合だったんです……」と不思議に言い淀んだ...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...淀川へ出てしまいますが」「高野へ向うのに...
吉川英治 「私本太平記」
...五千騎 楠木左衛門尉(じょう)正成淀方面...
吉川英治 「私本太平記」
...水の淀(よど)むに役立つかと見えるのも一瞬で...
吉川英治 「新書太閤記」
...淀(よど)の堤までかついで行くのだ」「なんですか...
吉川英治 「親鸞」
...淀屋橋(よどやばし)の上にかかると...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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