「涸」の意味
水が干上がること
小説での「涸」の使い方
...それが絹なりどうさなりの涸れたのですと一本の線にしましても引いてる片ッ端から...
上村松園 「絹と紙の話と師弟の間柄の話」
...涙が涸れてしまわなければ...
種田山頭火 「赤い壺(二)」
......
種田山頭火 「草木塔」
...緑平老に一句なるほど信濃の月が出てゐる月蝕旅の月夜のだんだん虧げゆくを伊那町にてこの水あの水の天龍となる水音権兵衛峠へながれがここでおちあふ音の山ざくら鳥居峠このみちいくねんの大栃芽吹く木曾の宿おちつけないふとんおもたく寝る帰居しみじみしづかな机の塵朝の土をもくもくもたげてもぐらもち大旱涸れて涸れきつて石ころごろごろ雨乞燃ゆる火の...
種田山頭火 「草木塔」
...僕の青春は乾涸びかけてしまった...
辻潤 「ふもれすく」
...僅かな流動物で辛うじて生命を繋ぎとめている身体には凡ての力の根が涸れつくしているようである...
豊島与志雄 「過渡人」
...大事な愛情の泉はいつまでも涸(か)れないような気がしていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...村端の氷河を渡って涸雪(かれゆき)の山襞をたどり...
久生十蘭 「新西遊記」
...人類の創造力が涸渇しつくさない限り...
平林初之輔 「文芸は進化するか、その他」
...腹の底からの嬉しさに歓呼の声を振りしぼる少年たち!赭土の崩れる峠の上で声を涸らして父母と姉弟が叫びながら...
槇村浩 「間島パルチザンの歌」
......
正岡子規 「俳人蕪村」
...垣の上の女もとうとう思想が涸渇(こかつ)した...
森鴎外 「鶏」
...なぜまた流(ながれ)がこう早う涸れて己達は渇に悩んでいなくてならんのか...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...清水が後に涸(か)れたものもあろうが...
柳田國男 「地名の研究」
...彼等の力はひどく枯涸するのであつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
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横瀬夜雨 「花守」
...近年は涸渇(こかつ)に瀕(ひん)してきたのである...
吉川英治 「大岡越前」
...涸渇(こかつ)させたくなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
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