...頭脳の涵養...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...それ故に日本文化を将来において一層盛んならしめるために私は何をおいても科学的思想の涵養こそ最も重要であるとしないわけにゆかないのである...
石原純 「日本文化と科学的思想」
...小石川後楽園涵徳亭(かんとくてい)...
高浜虚子 「六百句」
...そういう精神が涵養(かんよう)されなかったために未だに日本新文学が傑作を生んでいない...
太宰治 「虚構の春」
...撫子(なでしこ)などが美しくその婉(しを)らしい影を涵(ひた)して居た纔(わづ)か三尺四方に過ぎぬ田池の有つた事を...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...その地形的特徴から生ずるあらゆる風土的特徴に適応しながら次第に分化しつつ各自の地方的特性を涵養(かんよう)して来たであろう...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...夏夜靜けき夏の夜半の空遠き蛙の歌聽けば無聲にまさるさびなれや眠を誘ふ水の音心しづかに流るれど夕月山に落ち行けば影を涵さんよしもなし...
土井晩翠 「天地有情」
...一方に於て人間の知能・性格・の涵養という意味に於ける教養(人間形成)を指すと共に...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...実存在としての人間の中にみずからを涵しはじめた...
中井正一 「芸術の人間学的考察」
...原罪の追放の悩みにまでその軌路の一端を涵している...
中井正一 「探偵小説の芸術性」
...不安と灰の感触の中に涵されたのである...
中井正一 「レンズとフィルム」
...何所でこの思想を涵養したか不明である...
長岡半太郎 「ノーベル小傳とノーベル賞」
...科学精神の涵養もあまり型にはまって来ると...
中谷宇吉郎 「簪を挿した蛇」
...この観念の涵養(かんよう)は漫(みだ)りにくりかえすことによりて目的を果たし得るものでない...
新渡戸稲造 「自警録」
...湖底湧泉のみによって涵養される湖沼であるが...
武者金吉 「地震なまず」
...全く茶道に涵養(かんよう)されたものだと云ってよい...
柳宗悦 「工藝の道」
...人の余り知らない山奥の川底(かわそこ)という温泉に涵(ひた)っていた...
夢野久作 「名娼満月」
...怠らない讀書と良識の涵養とか...
吉川英治 「折々の記」
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