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饗庭篁村 「木曾道中記」
...虎毛が少し涎(よだれ)をたらしていました故(ゆえ)鵞口瘡(がこうそう)かも知れぬと申して...
伊藤左千夫 「牛舎の日記」
...なめくぢの涎がだらしなくひつかけられてゐようとも...
薄田泣菫 「独楽園」
...この涎(よだれ)くりの廃人相手じゃ粥は煮えんわい』と私は思い...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...路傍(ろぼう)の淫祠に祈願を籠(こ)め欠(か)けたお地蔵様の頸(くび)に涎掛(よだれかけ)をかけてあげる人たちは娘を芸者に売るかも知れぬ...
永井荷風 「日和下駄」
...涎も拭かずに沈んでいると...
夏目漱石 「坑夫」
...涎(よだれ)を揉み上げるといった恰好です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まず涎(よだれ)でも拭きなよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...涎が落っこちそうで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...奴の口のまはりには涎の泡がべとべとしてゐるので薄汚くて手も出せなかつたのだ...
牧野信一 「剥製」
...片市と松助の涎(よだれ)くりと三助とを評せしは大利口なり...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...口角(こうかく)からは涎(よだれ)が流れていた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...涎れの顔をぎんの胸にこすりつけてきた...
矢田津世子 「鴻ノ巣女房」
...涎れあぶくを吹いているよちよち歩きの男の子である...
矢田津世子 「鴻ノ巣女房」
...その天産物に涎(よだれ)を流して働きかけている白人連中の勢力を探っていたんです...
夢野久作 「女坑主」
...榮子に持たせてやる涎掛(よだれかけ)だの帽子だのの買物に行つた其(その)日の悲しい寂しい思ひ出がある...
與謝野晶子 「帰つてから」
...涎(よだれ)が、肱(ひじ)に濡れていた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...糞と涎(よだれ)と...
吉川英治 「平の将門」
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