...そうまでして浮身をやつしてまで入学志望者を募集しなければならない女学校又は他の諸学校の存在である...
戸坂潤 「社会時評」
...思へばわれのみ唯一人今に浮身を衆毀(しゅうき)の巷(ちまた)にやつす...
永井荷風 「書かでもの記」
...見えに浮身をやつすよりは...
中里介山 「大菩薩峠」
...おけらに至るまでこの道にかけて浮身を窶(やつ)すのが万物の習いであるから...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...一生戀命證據の蒐集(しうしふ)に浮身をやつして居る矢先...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...多分諸方の部屋を廻つて勝負事に浮身を窶(やつ)してゐるだらうと言ふのが結論(おち)です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...意氣事と雜俳(ざつぱい)に浮身をやつして居る...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...粋事と雑俳(ざっぱい)に浮身をやつしている...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...女と酒に浮身をやつして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...妾狂いに浮身をやつす安城郷太郎などの手に負える女ではありません...
野村胡堂 「裸身の女仙」
...人間は生れた時から何かの影響に浮身をやつしている...
林芙美子 「新版 放浪記」
...俺は愛子がさう云ふ技巧に浮身をやつして居るのを感謝するのが当然であると思つても...
平出修 「畜生道」
...頭(てん)で創作を構へつけず飜訳ばかりに浮身を窶(やつ)してゐたので...
二葉亭四迷 「未亡人と人道問題」
...西洋の婦人方が流行を追ふことに浮身を窶す有様は...
堀口九萬一 「東西ほくろ考」
...腕白連は誰しも浮身をやつした凧遊び...
山本笑月 「明治世相百話」
...そんな研究に浮身を窶(やつ)しているうちに...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...後を』こぼれて袖に露のよすがの憂きつとめこぼれて袖に――つらきよすがの浮身か憂身か『よう! 出来ましたあ』竹之丞が...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...こうして私は青空のない恋に浮身をやつした...
吉行エイスケ 「恋の一杯売」
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