...水沫の如く浮き上つて来るやうにも思へるではないか...
生田長江 「ニイチエ雑観」
...やがてまた浮きあがり直ぐに消え...
大阪圭吉 「白妖」
...罪のない好奇と驚異の眼をこの浮き島の上の残忍な屠殺者(とさつしゃ)の群れに向けているのである...
寺田寅彦 「空想日録」
...ぶくぶくと浮きあがるような目にあわして見たまえ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...湯に入った時にだけ浮き出る商売女のぼかし彫(ぼり)や...
富田常雄 「刺青」
...獅子(しし)の面貌(めんぼう)となって影のうちにおぼろに浮き出してくる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...御者台の上に黒く浮き出してる御者は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ぴか/\と光る鍬の先をざくつと芋の株へ斜に突き立てゝぐつと鍬を持ちあげると大きな土の塊がふわりと浮きる...
長塚節 「芋掘り」
...ようやく浮き上った筋(きん)の力を利用して...
夏目漱石 「思い出す事など」
...押し分けられた葉の再び浮き上る表には...
夏目漱石 「薤露行」
...飛込め」朧月(おぼろづき)の影を砕(くだ)いて浮きつ沈みつする喜三郎...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...つい眼の前に浮き袋のあるのをみつけたときのような表情で...
山本周五郎 「季節のない街」
...縁側で彼の義兄が官服を着たまゝ魚釣り用の浮きを拵へてゐる...
横光利一 「悲しめる顔」
...一時間の後には旭(あさひ)の紋の浮き上った四角い大きな箱棺が安次の小屋へ運ばれていた...
横光利一 「南北」
...矢代は眼がさめても一向に浮き立つ気持ちも起らなかった...
横光利一 「旅愁」
...ぼかと波上に浮き出した...
吉川英治 「新・水滸伝」
...浮き大尽ではおざらぬよ』『えっ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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若山牧水 「みなかみ紀行」
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