...水中に浮かべる微細な藻類(そうるい)をおのれの口のほうへ送ろうとつとめていて...
丘浅次郎 「理想的団体生活」
...一六 その沫は緑銭の水渭に浮かべるがごとし――其沫者若三緑銭浮二於水渭一...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...そんなにも神聖な女体を思い浮かべるほど野放図にはなれない...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...努めて口元に微笑を浮かべるようにして云った...
谷崎潤一郎 「細雪」
...いつからそう云う悲しげな色を浮かべるようになったかと云うと...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...彼は東京の代診時代に覚えた世間慣れた快げな微笑を浮かべることさへできた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...始めて生活の過程の正しいイメェジを具体的な姿で思い浮かべることができるのである...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...なんだかポートセイドの小船の楽手らのやっていたのとよく似た心持ちを浮かべるものであった...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...思い浮かべるのであった...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...妻は静かな微笑を浮かべることを忘れはしない...
外村繁 「澪標」
...私はありありと思い浮かべることができた...
外村繁 「夢幻泡影」
...ごく明瞭(めいりょう)な一つの小さな楽句を頭に浮かべると...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...露西亜(ロシア)の軍艦がどこで沈没したろうかなどと思い浮かべる暇も出なかった...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...何人(なんぴと)にも聞いたこともないことを想い浮かべるのは...
新渡戸稲造 「自警録」
...もうけっして思い浮かべることができないの...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...そして郷里へひとり歸るにはどうすればよいかその方法を絶えず頭に浮かべるやうになつたが...
横光利一 「悲しみの代價」
...さながら「浮かべる長城」のごとく呉へ下った...
吉川英治 「三国志」
...その晩のことを思い浮かべるらしく...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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