...時々鼻洟(はな)をすすりこむ音が...
芥川龍之介 「蜜柑」
...洟(はな)をたらした丁稚(でつち)だつた...
芥川龍之介 「世之助の話」
...』そんなこと言(い)って洟(はな)をすするのでした...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...洟(はな)っ垂(たれ)の一人が...
李孝石 「蕎麦の花の頃」
...――誤解が晴れないようだが」水洟(みずばな)をすすって幾分どもりながら私は言った...
高見順 「如何なる星の下に」
...洟水が出るから情ない...
種田山頭火 「其中日記」
...子供等(こどもら)は一齊(せい)に洟(はな)を啜(すゝ)つてさうして衣物(きもの)で横(よこ)に拭(ぬぐ)つた...
長塚節 「土」
...私などには洟(はな)も引つかけてくれませんよ」「内儀さんは?」「其處へ行くとお内儀さんは親切な人でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――阿賀妻は海に向いてくンと洟汁(はな)をかんだ...
本庄陸男 「石狩川」
...「――いつもはあたしのことなんか洟(はな)もひっかけやしないのに...
山本周五郎 「さぶ」
...主人の洟みずを拭った...
吉川英治 「黒田如水」
...洟タレ御料だと」「まだ四ツか五ツの御料なら...
吉川英治 「私本太平記」
...情痴な洟(はな)を啜(すす)らせて...
吉川英治 「新書太閤記」
...洟汁(はなじる)を垂らしていたり...
吉川英治 「新書太閤記」
...洟垂(はなた)らしの手をひいて...
吉川英治 「新書太閤記」
...いきなり袂(たもと)の洟紙(はながみ)をさぐって...
吉川英治 「新・水滸伝」
...水洟(みずばな)が出る...
吉川英治 「源頼朝」
...二十八「洟(はな)をかみなさい!」ルピック夫人は...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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