...瀟洒(しょうしゃ)な建物には似合わぬ鉄門に...
海野十三 「蠅男」
...俳諧を滑稽(こっけい)駄洒落(だじゃれ)の域より救い上げて...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...このモンテ――一ぱんには洒落てカアロを略して――の賭博殿堂へ...
谷譲次 「踊る地平線」
...娘の智慧(ちえ)では洒落(しゃれ)が解釈出来ないのであった...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...洒落やユーモアのわからない野蛮人に遇っては助からない...
辻潤 「ふもれすく」
...つまりせっかく浮かんだある滑稽な巧い洒落を...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...親分――洒落(しやれ)の解らねえ人間が揃つて居るから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大名の洒落か判らないが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...聞(き)く人(ひと)の耳(みゝ)には洒落者(しやれもの)の蕩樂(だうらく)と取(と)られぬべき事(こと)...
樋口一葉 「われから」
...フランス人の儚(はか)ない言葉は軽佻な洒落となってパッと輝くと...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...暁の鐘がゴンと鳴るという洒落である...
正岡容 「わが寄席青春録」
...その洒堂を誨(おし)えたるもこれらの佳作を斥(しりぞ)けたるにはあらで...
正岡子規 「俳人蕪村」
...なにかおもしろさを絶頂に達せしめるような洒落がですね...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...「併し私の趣味が既に文學にあるとすれば保險業者として私が父の如く成功するや否やは疑問です」と洒々として新歸朝の青年文士は述べてゐる...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...源氏は相手の身柄を尊敬している心から利巧(りこう)ぶりを見せる洒落気(しゃれぎ)の多い女よりも...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...希臘(ギリシヤ)や伊太利(イタリイ)から普及した古い美術の品のよい瀟洒(せうしや)な所が久しい間に外(ほか)から影響したのでは無いか...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...中にかならず異彩ある風貌の持主や、“めし屋の先生”なる人物もあつて、時事を論じ、諷刺を好み、大臣富豪をあげつらひ、一ぱい何錢の汁と一ぜん飯は食つてゐたが、和氣あいあい、卑屈やニヒルの陰影がなく、社會力の岩磐らしい不屈さと、洒脱があつた...
吉川英治 「折々の記」
...これは洒落(しゃれ)た自家用船で...
吉川英治 「新・水滸伝」
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