...ちょっと得体(えたい)の知れないこの美しい婦人の素性(すじょう)を探ろうとするように注意深い目をやった...
有島武郎 「或る女」
...実に注意深いんですから...
泉鏡花 「婦系図」
...「それは非常に注意深い筋の他のものよりもっとうかつに造られたという方がいいじゃろう...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...注意深い者なら、綿密で体系的な調査をもってすれば、出くわすあらゆるものからおびただしいことが知りうるという...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...ごく貪欲な痛烈な注意深い好奇心で見守っていたので...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...注意深い晴朗なも一つの魂が彼のうちで...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...平素は注意深い彼だが...
豊島与志雄 「慾」
...また一つには恋する者の注意深い本能からだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ところがこの注意深い母がその折卒然(そつぜん)と自分に向って...
夏目漱石 「行人」
...君は楽器で表現できないリズムに注意深い耳をもつてゐた...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...注意深い妹は二度だけ椅子が窓ぎわにあるのに気づいたにちがいなかったが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...しかしなほ注意深い...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...このごろ厭にあたしを注意深い眼つきで見るんだが...
牧野信一 「早春のひところ」
...彼らがあらゆる種類の食物に対して非常に注意深いことを一致して述べている...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...見知らずの人がすぐ隣りに居ると思うとその人達を研究的な注意深い気持で観察し始めるので病んで居る妹の事を思うのは半分位になった...
宮本百合子 「悲しめる心」
...婦人作家をこめて正しい線に立つ全プロレタリア作家がその文学活動においてこれまでは大衆の半数者としての婦人の闘争の注意深い取扱いをやや見落していたことを厳しく自己批判した...
宮本百合子 「国際無産婦人デーに際して」
...そういう注意深いところも...
室生犀星 「童子」
...王侯に対してあまりに注意深い用心を勧める者は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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