「泥」の意味
水と土が混ざった柔らかい物質
小説での「泥」の使い方
...三人の留男(とめおとこ)とは毬(まり)になって赤土の泥の中をころげ廻った...
有島武郎 「カインの末裔」
...悪紙粗材の方がかえって泥絵具の妙味を発揮した...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...佐川春泥の正体をかたく秘密にしていたこと...
江戸川乱歩 「影男」
...ひとりずつ順々に隠し芸をして夜を更(ふか)しいよいよ翌朝になってやっとおしまいのひとりが二枚の皿の手品をやって皆の泥酔と熟睡の眼をごまかし或る一隅からのぱちぱちという喝采(かっさい)でもって報いられ...
太宰治 「ロマネスク」
...近くの冷たい泥沼に追いこんだ...
田中英光 「さようなら」
...ここは詐欺と掏摸(すり)とこそ泥が組織的に横行する権利のある競馬場だからだ...
谷譲次 「踊る地平線」
...足に泥をぬってもとにもどし...
豊島与志雄 「長彦と丸彦」
...今はただ泥の泡(あぶく)だけだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...年頃は五十七八」「それは間違ひもなく木枯(こがらし)傳次ではないだらうな」「婆アの泥棒なんか年代記もので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ああ泥醉と悔恨と、悔恨と泥醉と...
萩原朔太郎 「宿命」
...金泥に唐獅子が舞つてゐる丸帯が解けて脚元にからまつてゐた...
牧野信一 「夜の奇蹟」
...この泥をなめたりなすっては...
三好十郎 「樹氷」
...「久米紬(くめつむぎ)」は泥染(どろぞめ)をしますから...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...泥の中へ崩れ込んだ石垣...
横光利一 「上海」
...「泥棒っ」馳け戻るやいな...
吉川英治 「新・水滸伝」
...てめえは小泥棒の鼓上蚤(こじょうそう)じゃねえのか」「へい...
吉川英治 「新・水滸伝」
...今日会下山に来るなどは泥縄式でないこともないが...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...かんな屑(くず)を泥足にひきずった左官屋の小僧が...
吉川英治 「宮本武蔵」
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