...四六時中(しろくじちゅう)些(いささか)の油断なく...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...馬鹿馬鹿しい失策をやったものだね」谷山は油断なくピストルの筒口を左右に動かしながら...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...それまでは私が絶えずずいぶん油断なく舵手を警戒していたのが...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...猫(ねこ)さえ油断なく眼を光らせ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...いったん控え室へ下(さが)って稽古の終るのを待ち再び迎えに行くのであるが待っている間ももう済む頃かと油断なく耳を立てていて済んだら呼ばれない中(うち)に直(ただ)ちに立って行くようにしたされば春琴の習っている音曲が自然と耳につくようになるのも道理である佐助の音楽趣味(しゅみ)はかくして養われたのであった...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...新夫人の身辺を油断なく見張らせ...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...東京へ行つてから浅草公園を歩いてゐる中も油断なく注意してゐたのに...
永井荷風 「来訪者」
...我等とても油断なく」素気(すげ)なき答え方...
中里介山 「大菩薩峠」
...この考えある者は勝った時はなお慎(つつし)みて油断なく...
新渡戸稲造 「自警録」
...油断なく立構(たちかま)えているところへ...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...油断なく屋内に入り...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...さすがに油断なく...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...計画を知らせてある人たちとともに油断なく時の来るのを待っていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...上さんは油断なく酒を三人の杯に注いで廻る...
森鴎外 「鼠坂」
...一つの報道記事――その結末をのぞく凡てのこと――を語る種々雑多な証跡を油断なく観察しながら...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...油断なく身を構えながら……時計……油絵……骸骨...
夢野久作 「暗黒公使」
...この辺りを油断なく見ていよう...
吉川英治 「私本太平記」
...泊りの間も油断なく...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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