...よく飛沫(とばちり)の叱言(こごと)を食ふのは...
石川啄木 「菊池君」
...(すべらざるために下駄(げた)の歯(は)にくぎをうちて用ふ)暖国(だんこく)の沫雪(あわゆき)とは気運(きうん)の前後(ぜんご)かくのごとし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...スクリュウに捲き上げられ沸騰(ふっとう)し飛散する騒騒(そうそう)の迸沫(ほうまつ)は...
太宰治 「佐渡」
...縮刷本の水沫(みなわ)集を読んでいるのである...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...にぶい寂しい飛沫(しぶき)をあげて...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...その一の泡沫はやがて...
豊島与志雄 「大自然を讃う」
...電光の飛沫(ひまつ)もなお雷である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...飛沫散じて四顧漠々たり...
長塚節 「草津行」
...障子の血飛沫(ちしぶき)はひどいが――多分脇差(わきざし)を障子越しに突立てられると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...遺書の下に血が飛沫(しぶ)いて居たのはどういふわけだ」「あつ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...馬の横っ腹にくっついた泥の飛沫(はね)を...
久生十蘭 「キャラコさん」
...その口から沫を出してしゃべったを5000験(ため)すために...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...巨大な櫛の歯のようにつき出ている岩のために幾筋にも分れて飛沫をあげている部分から...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...武名競(ぶめいくら)べ血飛沫(ちしぶき)鹿(か)の子(こ)一生田(いくた)の馬場の競(くら)べ馬(うま)も終ったと見えて...
吉川英治 「剣難女難」
...さけびあう疾風飛沫...
吉川英治 「三国志」
...江上の接戦はもう飛沫(しぶき)の中に開かれている...
吉川英治 「三国志」
...体にかかる飛沫(しぶき)の寒さにも慄えて...
吉川英治 「私本太平記」
...そうして泡沫(ほうまつ)のごとく消えて行った...
和辻哲郎 「孔子」
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