...それで鉤(かぎ)をもつて沈んだ處を探りましたら...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...静かな光のじっと沈んだ絵のような電燈の下で...
田中貢太郎 「雨夜草紙」
...彼の重たい沈んだ顔に何か動くものがあるのは...
田畑修一郎 「石ころ路」
...大きな沈んだ瞳(ひとみ)...
近松秋江 「黒髪」
...一人考えに沈んだ...
豊島与志雄 「愚かな一日」
...楽天家なるにもかかわらずときどき悲しみに沈んだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そして彼は再び単調なうち沈んだ歩調で歩き出した...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...言うに言われぬ沈んだ調子を持っている...
夏目漱石 「草枕」
...彌太八の打ち沈んだ姿だつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...七面鳥とは、派手に美しい錦子の洋服姿であり、昨日の優美な娘風と、一夜に変ったスタイルを、書生たちは言現(いいあらわ)したのであろうが、錦子は、たしかにその頃から、沈んだり、はしゃいだりすることが多くなった...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...頭が意に反してすっかりがくりと沈んだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...知らなかったよ」と沈んだ調子で言った...
久生十蘭 「あなたも私も」
...ハドソン河のフェリー・ボートのような腰の沈んだ大艀(パージ)が...
久生十蘭 「だいこん」
...重い、沈んだ、真黒な気分がいくらか引立つて来た...
平出修 「逆徒」
...それが私の沈んだ心臓と良い対照(コントラスト)をした...
堀辰雄 「旅の絵」
...又暫く目をさましていてもう月は屋根のむこうに沈んだが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...お祖父(ぢい)さんのお祖父さんが此淵(ここ)へ沈んだ時は三日たつても死骸が上らず...
横瀬夜雨 「筑波ねのほとり」
...静かに心の底に沈んだ...
和辻哲郎 「夏目先生の追憶」
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