「汁」の意味
液体の料理
小説での「汁」の使い方
...しかるにこんな臭(くさ)い玉菜(たまな)の牛肉汁(にくじる)などでは駄目(だめ)だ...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...お汁があると、どうしても御飯が澤山行けるからね...
高濱虚子 「續俳諧師」
...またぶどう汁にすれば大蔵省から課税され(富山県)...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...イタリーは胆汁(たんじゅう)だ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...私は何だか羨ましくなり直様(すぐさま)家来に命じ同じ味噌汁を作らせた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...五叟の家人恰も新聞をひろげ汁粉にて死したるものあり...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...最後に汁粉屋へは誰と一所に行ったという詰問を受けた...
夏目漱石 「道草」
...――家の外の者が味噌汁へ細工をすることが出来るだろうか」平次はこの男の呪いの口を閉(とざ)してやるつもりで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お仕舞ひになつてしまつた――憎い奴等ぢやないか」「味噌汁は?」「前の晩...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...昼は一汁一菜に盛りっきりの麦飯...
久生十蘭 「奥の海」
...味噌汁がアカダシの味でなく...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「石返し」の二度めにそばやの行燈に書き換えたのをうっかり忘れた与太郎が泣き声で「お汁粉ゥ」と言い...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...朝の副食物が味噌汁へ小さき蕪菁(かぶ)の実三個を入れたるものと煮豆が小皿一杯...
村井弦斎 「食道楽」
...十月――日百合根の味噌汁がつづいて美味い...
横光利一 「夜の靴」
...服が蕨の悪汁(あく)で真黒になりますよ...
横光利一 「旅愁」
...満目の白さが甘い液汁を包んだ塊のように見えて...
横光利一 「旅愁」
...朝な朝な汁の菜を摘(つ)むのに...
吉川英治 「新書太閤記」
...疾(と)うに冷め切った味噌汁(おみおつけ)を入れた琺瑯(ほうろう)の壜(びん)と一緒に...
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」
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