...あのマア坊の気高い顔で救われたのだ...
太宰治 「パンドラの匣」
...水仙を活ける、ことしはあたゝかいので早く蕾をもつた、私は日本水仙の清純を愛する、色も香も気高い...
種田山頭火 「其中日記」
...君はひとりの気高い男に死をもたらし...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...ああ美が! それに、おれの我慢できないことは、心の気高い、しかもすぐれた知能を持った人間が、ともすれば、聖母(マドンナ)の理想をいだいて踏み出しながら、結局ソドムの理想に終わることなんだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...晴れやかな気高い顔をしていました...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...どこかにむしろ気高い風を帯びていた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...あまりに気高いこの婦人は...
野村胡堂 「呪の金剛石」
...陶冶(とうや)されないあの駄々(だだ)っ子(こ)は、あの我儘が近代人だといえばそうとも言われようが、気高い姿体と、ロマンチックな風致をよろこぶ女にも、近代人の特色を持った女がないとは言われない...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...気高いほどに美しい芸者が敷居際に軽く片膝をついて...
久生十蘭 「魔都」
...あらゆる堕落あらゆる誘惑に対して気高い憤懣の情を抱き...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...気高い十八九の美人が巻物を手にもつてそこに立つてをりました...
宮原晃一郎 「竜宮の犬」
...きわめて貴い愛情によってその気高い心をふるい立たせながら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あのように気高い忍耐をもってあらゆる艱難辛苦に堪えたのみならず...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...世にも気高いこの雁皮紙に...
柳宗悦 「和紙十年」
...気高い婦人が子を抱いた石の像であります...
柳田國男 「日本の伝説」
...それは平常の通りの気高い...
夢野久作 「少女地獄」
...神様のような気高い姿に見えたので...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...試みにその気高い動物を波に向かって騎(の)り入れ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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