...気違いはやはり気違いだろう...
芥川龍之介 「路上」
...蠍(さそり)が石の下にもぐり込んで気違いのようになって物を螫(さ)したがっている時にでも...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...――おいぼれのくせに、いろ気違いだよ、あのけだものめ、許生員は、はっとなったが、とうとう我慢がならず、みるみる眉をひきつらすと、鞭(むち)をふりあげ遮二無二(しゃにむに)小僧をおっかけた...
李孝石 「蕎麦の花の頃」
...山岳気違いの証拠だ...
板倉勝宣 「山と雪の日記」
...一番えらい方の気違いや...
岩野泡鳴 「戦話」
...弾丸の雨にさらされとる気違いは...
岩野泡鳴 「戦話」
...気違いの文章か、おみくじの文句みたいに、不得要領なことが書いてある...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...気違いの様に涎を垂しながら...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...あの気違いめいた毒薬決闘を提案したのでも分るのだ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...みんなその男を気違いだと思っていた所が...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...もう俺は気違いだったのかも知れない」さっきのとは違った...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...ダンス気違いなもんだから始終ダンス場へ出入りするんで...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...九八郎の気違い染みた眼が...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...一緒に死ぬばかりだ」呵々(からから)と気違いじみた笑いを突走らせるのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...芝居気違いになり...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...「あの気違い娘の世話だけで充分だろう...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...今日しも満天下の常識屋どもの胆(きも)っ玉をデングリ返してくれんがために、突然の自殺を思い立(たっ)たるその序(ついで)に、古今無類の遺言書を発表して、これを読む奴と、書いた奴のドチラが馬鹿か、気違いか、真剣の勝負を決すべく、一筆見参仕るもの……吾と思わむ常識屋は、眉に唾(つばき)して出(い)で会い候え候え……...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...父親を「気違いじみた癇癪持ち」として心に烙(や)きつけていた...
和辻哲郎 「漱石の人物」
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